イタリアで食べるときのルールは？

イタリアで食事をする際に知っておきたい、ちょっと差がつくルールと豆知識

イタリア旅行、楽しみですね！美味しい料理を堪能するだけでなく、現地の文化に触れるのも旅の醍醐味です。イタリアで食事をする際、特に気をつけたいルールや、知っておくとちょっと差がつく豆知識をご紹介します。

1. パスタはフォークだけでスマートに:

これは基本中の基本。すでに触れられているように、パスタを食べる際にスプーンを使うのは子供だけ、という認識が一般的です。フォークだけで麺を巻き取り、口に運ぶのがスマートな食べ方。もし麺が長すぎる場合は、フォークの側面を使って軽く切ってから巻き取るのもOKです。ポイントは、上品に、そして優雅に食べること。焦らず、ゆっくりと味わいましょう。

2. 音を立てるのはNG、皿を持ち上げるのも控えめに:

日本のラーメンのように、音を立てて麺をすすって食べるのは、イタリアではマナー違反とされています。スープも、皿を持ち上げて飲むのは避けましょう。スープパスタの場合、パンを少し浸してスープを拭うようにして食べるのがスマートです。パンはあくまでもスープを拭うためのもので、スープに浸して食べるものではない、という考え方もあります。

3. パンは「おかず」ではなく「お供」:

イタリア料理では、パンは料理と一緒に提供されますが、日本の食事のように「ご飯」として、おかずと一緒に食べるものではありません。パスタやメイン料理のソースを拭ったり、サラダと一緒に食べたりするのが一般的です。

4. カプチーノは午前中だけ？:

イタリアでは、カプチーノは通常、朝食として、または午前中に飲むものとされています。昼食後や夕食後にカプチーノを飲むのは、あまり一般的ではありません。どうしても飲みたい場合は、エスプレッソを注文するのがスマートでしょう。

5. レストランでのチップは必須ではない:

イタリアでは、サービス料が料金に含まれていることが多いため、必ずしもチップを支払う必要はありません。ただし、サービスが特に良かった場合は、少額のチップを渡すのも良いでしょう。チップの額は、料金の5～10%程度が目安です。

6. 水は有料が基本:

イタリアのレストランでは、水は有料です。ガス入り（frizzante）かガスなし（naturale）かを選ぶことができます。水道水を無料で提供してくれるお店は少ないので、注意が必要です。

7. 食事の最後はエスプレッソで締めくくる:

食事が終わったら、エスプレッソを飲むのがイタリア流。苦味の強いエスプレッソは、食後の口の中をさっぱりとさせてくれます。砂糖を入れても入れなくても、どちらでも構いません。

8. “Buon Appetito!” (ボナペティート！):

食事を始める前に、周りの人に「Buon Appetito!（召し上がれ！）」と声をかけると、より親睦が深まります。

これらのルールや豆知識を知っておけば、イタリアでの食事がさらに楽しく、そしてより思い出深いものになるはずです。マナーを守り、現地の文化を尊重しながら、美味しいイタリア料理を心ゆくまで堪能してください！

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