足場の平米数を求めるには?

1 ビュー

足場面積(掛㎡)は、足場の外周を測定し、それに足場の高さを掛け合わせることで算出します。「かけへいべい」と読みます。 壁面積のように単純な掛け算とは異なり、足場は建物周囲より大きく設置されるため、外周を考慮した計算が必要です。 よって、高さだけでなく、足場全体の周囲長も正確に測定することが重要です。

コメント 0 好き

足場の平米数、正確に計算できていますか? 見積もりや安全管理に必須の知識

足場を組む際、その面積を正確に把握することは、安全性確保と適切な費用見積もりのため、非常に重要です。単に建物の壁面積を考えるだけでは不十分で、足場の構造や設置方法によって面積は大きく変わります。この記事では、足場の平米数(掛㎡)を正しく計算する方法、そして計算に必要な要素や注意点について詳しく解説します。

足場面積(掛㎡)は、「かけへいべい」と読み、足場の外周長に高さを掛けて算出します。つまり、壁面積のように単純に建物の幅と高さを掛け合わせるだけでは正確な値は得られません。足場は建物の外側に設置され、その幅は建物の形状や足場の種類によって変化するため、外周長を正確に測定することが不可欠です。

足場面積の計算方法:

  1. 外周長の測定: 建物の形状に沿って足場が設置されるため、正確な外周長を測る必要があります。直線部分だけでなく、出窓や凹凸部分も丁寧に計測し、全て足し合わせます。レーザー距離計などを使用すると、効率的に正確な測定が可能です。複雑な形状の建物では、図面を参考にしながら計測すると間違いを減らせます。

  2. 高さの測定: 地面から足場の一番高い部分までの高さを測定します。複数階にまたがる足場の場合、各階の高さも個別に測定し、合計値を使用します。建物の高さだけでなく、足場自体の高さ(地盤からのクリアランスを含む)も考慮に入れる必要があるため注意が必要です。

  3. 面積の計算: 測定した外周長と高さを掛け合わせることで、足場面積(掛㎡)が算出されます。 計算式は下記の通りです。

     足場面積(掛㎡) = 外周長 × 高さ

計算における注意点:

  • 足場の種類による違い: 単管足場、枠組足場、吊り足場など、足場の種類によって設置面積は異なります。使用する足場の種類に合わせて適切な計測方法を選択する必要があります。
  • 付帯設備の考慮: 階段や昇降設備、作業床の拡張など、足場に付帯する設備も面積に影響を与えます。これらの設備の面積も考慮して計算することが重要です。
  • 安全のための余裕: 作業の安全性確保のため、必要に応じて若干の余裕を持った面積を確保することが推奨されます。特に、資材の搬入や作業員の移動スペースを考慮する必要があります。
  • 見積もりへの活用: 正確な足場面積は、足場工事の見積もりを依頼する際にも重要な情報となります。面積が明確であれば、業者との価格交渉もスムーズに進められます。

まとめ:

足場面積を正しく計算することは、安全な作業環境の構築と適切な予算管理に不可欠です。建物の形状や足場の種類によって計算方法が異なるため、上記で解説したポイントを踏まえ、正確な計測と計算を心掛けましょう。正確な面積把握は、足場工事の成功に大きく貢献します。もし、計算に自信がない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。彼らは専門的な知識と経験に基づいて、正確な面積算出と適切な足場設置プランを提供してくれるでしょう。 適切な足場設置は、作業の安全と効率を向上させるための重要な投資です。