住民票を抜くと失業保険はもらえない?

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住民票を抜くと、国内で仕事を探す意思がないとみなされ、失業保険の受給資格を失います。ワーキングホリデーなどで海外に行く場合も同様です。受給資格を維持するためには、住民票を日本に残しておく必要があります。

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住民票と失業保険受給の関係

住民票を抜くと失業保険はもらえない?

住民票とは、住民基本台帳に登録されている個人の住所や氏名などの情報を記載した公文書です。一般的には、居住している住所に住民票を登録する義務がありますが、特定の事情により住民票を抜かなければならない場合があります。

そこで疑問となるのが、住民票を抜くと失業保険を受給できなくなるのかという点です。答えは「はい」です。

失業保険受給の要件

失業保険は、一定の要件を満たす失業者に対して支給される給付金です。その要件の一つに、「国内で仕事を探す意思があること」があります。

住民票を抜くと、国内に住所がないことになり、国内で仕事を探す意思がないとみなされます。そのため、失業保険の受給資格を失ってしまいます。

例外

ただし、次のような例外があります。

  • ワーキングホリデーなど一時的な海外滞在の場合:住民票を残したまま海外に行き、一定期間内に帰国する場合は、失業保険の受給資格を維持できます。
  • 出張や転勤などで短期間海外にいる場合:住民票を日本の住所に残しておけば、失業保険の受給資格を維持できます。

受給資格を維持する方法

失業保険の受給資格を維持するには、住民票を日本に残しておく必要があります。海外に行く場合は、住民票を残したまま渡航するか、渡航前にハローワークに相談しましょう。

注意点

住民票を抜かないようにするために、以下の点に注意してください。

  • 転居届けを出さない:転居届を出してしまうと、住民票は自動的に新しい住所に移ります。
  • 転出届を出さない:住民票を他の市区町村に移すために転出届を出すと、住民票は新しい市区町村に移ります。
  • 海外移住手続きをしない:海外移住手続きを行うと、住民票は抹消されます。

住民票を勝手に抜くと、失業保険の受給資格だけでなく、国民健康保険や年金などの社会保障制度の適用からも外れる可能性があります。住民票を抜く際には、必ず管轄する市区町村役場に相談しましょう。