車の名義を変えたら保険はどうなる？

車の名義変更、その時、自動車保険はどうなる？ 知っておきたい手続きと注意点

車を譲り受けたり、家族間で名義を移したり、あるいは結婚で姓が変わったり…車の名義変更は、意外と身近に起こりうる手続きです。しかし、名義変更に伴い、自動車保険の手続きも必要になることをご存知でしょうか？ 放置してしまうと、万が一の事故の際に保険金が支払われない、なんて事態も起こりかねません。

この記事では、名義変更後の自動車保険について、知っておくべき手続きと注意点をわかりやすく解説します。

名義変更したら、まずは保険会社へ連絡！

大前提として、車の名義変更を行ったら、必ず加入している自動車保険会社へ連絡をしましょう。連絡を怠ると、保険契約の内容と実際の状況が異なることになり、いざという時に保険金が支払われない可能性があります。

保険会社へ連絡する際には、以下の情報を伝える必要があります。

• 変更後の車の所有者の氏名・住所
• 変更後の車の登録番号（ナンバープレートの番号）
• 名義変更日

これらの情報を伝えることで、保険会社は契約内容を修正し、新しい所有者に合わせた保険契約を準備してくれます。

保険契約者の変更は必要？ 誰が運転するのかが重要

名義変更に伴い、保険契約者も変更する必要があるのか？ これは、誰が主に車を運転するのか、という点が重要になります。

• 親から子へ名義変更し、主に子が運転する場合： 保険契約者も子に変更する必要があります。なぜなら、自動車保険は、主に運転する人（記名被保険者）の年齢や運転歴によって保険料が大きく変わるからです。親の情報をそのままにしておくと、保険料を安く抑えられるかもしれませんが、これは虚偽申告にあたります。事故を起こした場合、保険金が支払われない可能性が高いので、絶対にやめましょう。
• 夫婦間で名義変更し、運転者が変わらない場合： この場合は、必ずしも保険契約者を変更する必要はありません。しかし、保険会社によっては、契約者の変更を推奨する場合があります。念のため、保険会社に確認し、指示に従うようにしましょう。

記名被保険者（主に運転する人）の変更について

自動車保険において、最も重要な情報の一つが「記名被保険者」です。記名被保険者は、保険契約の対象となる車を主に運転する人のことを指し、その年齢や運転歴によって保険料が大きく変動します。

名義変更に伴い、主に運転する人が変わる場合は、必ず記名被保険者も変更する必要があります。変更を怠ると、保険金が支払われないだけでなく、最悪の場合、詐欺罪に問われる可能性もあります。

車両保険の注意点

車両保険は、自分の車の損害を補償する保険です。名義変更後も車両保険を継続する場合は、車の評価額を見直す必要がある場合があります。車の評価額は、年式や走行距離などによって変動するため、名義変更時に保険会社に相談し、適切な評価額を設定してもらいましょう。

まとめ

車の名義変更は、自動車保険の手続きを考える良い機会です。保険会社への連絡を忘れずに行い、記名被保険者や車両保険の評価額など、必要な手続きを確実に行いましょう。

もし、手続きに不安がある場合は、保険会社の担当者に相談するのが一番です。親切丁寧に教えてくれるはずです。万が一の事態に備え、適切な保険契約を維持するように心がけましょう。

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