披露宴が終わる言い方は?

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披露宴が終了することを表す忌み言葉に替わる表現として「お披楽喜(おひらき)」が用いられます。この言葉は「御披楽喜」や「おひらき」と表記され、「お披楽喜」の音読みを「おひらき」と読み替えたものです。

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披露宴の締めくくりを雅やかに表現する「お披楽喜」

華やかな披露宴も、やがて終わりを迎えます。そんな時、「終了」や「閉会」といった一般的な言葉ではなく、特別な表現を用いるのが日本の伝統です。それが「お披楽喜(おひらき)」という言葉です。

「お披楽喜」の由来と意味

「お披楽喜」は「御披楽喜」または「おひらき」と表記され、「お披楽喜」の音読みを「おひらき」と読み替えたものです。「披楽」とは、もてなすことや楽しむことを表す仏教用語であり、「喜」は喜びを表します。つまり、「お披楽喜」とは「皆様に歓待と喜びをお伝えいただき、ありがとうございました」という感謝と労いの気持ちを込めた言葉なのです。

お披楽喜の使いどころ

お披楽喜は、披露宴の最後の挨拶や、ゲストにお帰りの際にお伝えする言葉として用いられます。新郎新婦がマイクをとり、ゲストの皆様に向けて「本日はお披楽喜をいただき、誠にありがとうございました」と挨拶するのが一般的です。また、披露宴会場の出口付近に「お披楽喜」と書かれたプレートや看板を掲げることもあります。

お披楽喜以外の表現

お披楽喜以外にも、披露宴の終了を表す言葉があります。例えば、「お開き」や「席散(せきさん)」、「御退場(おたいじょう)」、「ご退席(ごたいせき)」などです。ただ、お披楽喜は、仏教的な感謝と労いの気持ちを込めた言葉であるため、最も格式高く、丁寧な表現とされています。

披露宴の締めくくりにふさわしい表現

披露宴は、新郎新婦とゲストが心を通わせ、大切な時間を共有する特別な空間です。その締めくくりを飾る言葉として、お披楽喜は最もふさわしい表現と言えます。感謝の気持ちを込めて、雅やかな言葉で披露宴の幕を閉じましょう。