結婚式で白いバッグはNGですか？

結婚式に白いバッグはNG？ 幸せのお祝いにふさわしいバッグ選び

結婚式のお呼ばれ。華やかなドレスに身を包み、お祝いの席へ…と、準備を進める中で、ふと疑問に思うことはありませんか？「白いバッグって、持って行っていいのかな…？」

答えは、基本的にはNGです。

日本では、結婚式における白は花嫁の色。純白のウェディングドレスは、花嫁の特権であり、その神聖さを際立たせるものです。ゲストが白いバッグを持つことは、花嫁の輝きを奪ってしまう可能性があるため、マナー違反とされています。たとえ小さなバッグでも、白は目に付きやすい色。無意識のうちに花嫁よりも目立ってしまう可能性も考え、避けた方が無難でしょう。

「でも、お気に入りのバッグだし…」「白いバッグしか持っていない…」という方もいるかもしれません。どうしても白いバッグを使いたい場合は、素材やデザインに注意が必要です。純白で光沢のある素材、ウェディングドレスを連想させるようなデザインは避けましょう。オフホワイトやアイボリー、生成りなど、白以外の要素が強い色であれば、許容範囲とされる場合もあります。ただし、バッグ全体が白っぽく見えてしまう場合は、避けるのが賢明です。

では、結婚式にはどんなバッグがふさわしいのでしょうか？

おすすめは、ベージュ、ゴールド、シルバー、ピンク、ネイビーなどの上品で華やかな色合いのバッグです。素材は、サテン、ベルベット、レザーなどが人気です。ビジューやパール、繊細な刺繍が施されたデザインも、お祝いの席に華を添えてくれます。

黒のバッグについては、意見が分かれるところです。フォーマルな場では定番の黒ですが、葬儀を連想させるという理由から、結婚式では避けるべきだという意見も根強くあります。どうしても黒のバッグを使いたい場合は、デザインや素材にこだわり、華やかさをプラスしましょう。例えば、光沢のある素材や、ビジュー、レースの装飾が施されたデザインであれば、お祝いの席にも馴染みやすいでしょう。

バッグの大きさにも気を配りましょう。結婚式では、ご祝儀袋やハンカチ、スマートフォンなど、最低限の荷物が入るサイズが適切です。大きすぎるバッグは、他の方に迷惑をかける可能性もあります。小さすぎるバッグは、必要なものが入らず、不便を感じてしまうかもしれません。

また、クラッチバッグを持つ場合は、サブバッグを用意しておくと便利です。クロークに預けられない場合や、二次会へ移動する際などに役立ちます。サブバッグは、シンプルなデザインで、落ち着いた色合いのものがおすすめです。

結婚式は、新郎新婦にとって人生で最も大切な日。お祝いの気持ちを込めて、ふさわしい服装とマナーで参加しましょう。バッグ選び一つにも、相手への思いやりを忘れずに、素敵な一日を演出してください。