結婚式で親族を紹介するときの敬称は？

結婚式、親族紹介でスマートに！ 敬称の使い分けと紹介文例集

結婚式での親族紹介は、新郎新婦にとって大切な節目。両家を結びつける最初の架け橋となる場だからこそ、失礼のない紹介を心がけたいものです。特に、敬称の使い方には注意が必要。ここでは、親族紹介における敬称のルールと、場を和ませる紹介文例を具体的にご紹介します。

基本原則：内と外を意識する

結婚式の親族紹介では、「内（身内）」と「外（相手側）」を明確に区別することが重要です。自分側の親族には基本的に敬称をつけません。これは、親族を「身内」と捉え、謙譲の意を示すためです。相手側の親族には敬意を払い、適切な敬称をつけます。

具体的な敬称の使い方

• 自分側の親族： 敬称は不要です。役職名も避けるのが一般的です。
  • 例：新郎の父の場合 → 「父、○○」
  • 新郎の伯母の場合 → 「伯母、○○」
  • 新郎の兄の場合 → 「兄、○○」
• 相手側の親族： 敬称をつけます。「様」が一般的ですが、間柄や相手との関係性によって使い分けましょう。
  • 例：新婦の父の場合 → 「○○様のお父様」
  • 新婦の叔母の場合 → 「○○様の叔母様」
  • 新婦の姉の場合 → 「○○様のお姉様」

避けるべき表現

• 自分側の親族を紹介する際に、「○○さんの○○です」という紹介は避けてください。これは、身内をへりくだるニュアンスが強くなりすぎるため、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
• 役職名（例：部長、社長など）は、相手側の親族に紹介する場合でも、必要以上に強調しない方が無難です。親族紹介はあくまで家族同士の紹介であり、ビジネスの場ではありません。

和やかな雰囲気を作る紹介文例

単に名前を紹介するだけでなく、一言添えることで場が和みます。

• 両親: 「いつも温かく見守ってくれている、私の大切な両親です。」
• 兄弟姉妹: 「小さい頃からいつも一緒にいた、自慢の兄です。（姉です/弟です/妹です）」
• 祖父母: 「私が小さい頃から、愛情をたっぷり注いでくれた、優しい祖父です。（祖母です）」
• 叔父叔母: 「いつもユーモアたっぷりで、私たちを笑わせてくれる、○○叔父さんです。（○○叔母さんです）」

紹介の際のポイント

• 笑顔で、ハキハキと話す： 緊張するかもしれませんが、笑顔で明るく話すことを心がけましょう。
• 目を見て話す： 紹介する相手の目を見て話すことで、親近感が生まれます。
• 事前に紹介順を確認する： 誰から紹介するか、両家で事前に相談しておくとスムーズです。
• 紹介が終わったら、一礼する： 相手への感謝の気持ちを表しましょう。

結婚式の親族紹介は、両家の絆を深める大切な機会です。上記を参考に、心を込めて、そしてスマートに親族を紹介し、素晴らしい結婚式の一日にしてください。