結婚式の古い言い方は?

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古来より結婚式を上品に表現する言葉として「華燭の典」が使われてきました。これは、中国で新婚部屋を彩った、龍や鳳凰などのめでたい図柄が描かれた豪華な照明器具に由来します。その輝きと祝祭ムードを、結婚式に重ね合わせた雅な表現と言えるでしょう。
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結婚式にまつわる古風な呼称

結婚式を表現する言葉として、古くから用いられてきた上品な言い回しが数多くあります。その中でも代表的なものを紹介します。

  • 華燭の典
    最も有名な呼称の一つで、中国に由来しています。新婚部屋を華やかに飾る、龍や鳳凰があしらわれた照明器具を指し、その荘厳さと喜びを婚礼に重ねています。

  • 鴛鴦の契り
    仲睦まじいオシドリを象徴とし、新郎新婦の固い絆を表現します。

  • 結髪の儀
    昔、結婚を機に女性は髪を結い上げる習慣がありました。この儀式を「結髪の儀」と呼び、女性の婚礼を表しました。

  • 婚礼
    「婚」は結婚、「礼」は礼儀作法を意味し、結婚に伴う正式な儀式や作法を指します。

  • 白無垢
    純白の着物が婚礼の正装として用いられていたことから、結婚式そのものを「白無垢」と呼ぶこともあります。

  • 唐衣裳
    平安時代には、男性が絹製の唐衣を、女性が十二単を着て婚礼を行っていました。この装束に由来する呼称です。

  • 嫁入り
    花嫁が新郎の家に入ることを指し、結婚式と結婚そのものを表す言葉としても使われます。

  • 婿入り
    花婿が花嫁の家に入る場合に使用され、結婚式や結婚のことを指します。

  • 入籍
    結婚の法的効力を得るための届出を指し、結婚式に代わる簡素な結婚の形として用いられることもあります。

これらの呼称は、結婚式にまつわる伝統や文化を反映しており、その莊厳さや喜びを上品に表現しています。