結婚後の新本籍はどこでもいいの?

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結婚後の新しい本籍地は、日本国内の土地台帳に記載されている場所であれば、自由に設定できます。実家や思い出の場所、憧れの場所など、どこを選んでも問題ありません。ただし、手続きの際には正確な地番を記載する必要があるので注意が必要です。

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結婚後の新本籍はどこでもいいの? 憧れの地に住まなくても大丈夫?

結婚という人生の大きな節目を迎えるにあたって、新しい苗字とともに変わるのが「本籍」です。戸籍に記載され、法律上の住所としての役割を果たす本籍。結婚を機に新本籍を決める際、「一体どこにすればいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実は、この新本籍、日本国内であれば、ほぼ自由に選ぶことができるのです。

憧れの街、思い出の地、あるいは実家… 夢が広がりますが、本当にどこでもいいのでしょうか?具体的な手続きや注意点を含め、詳しく見ていきましょう。

夢広がる本籍選び!でも、住所と混同しないで

まず、大前提として、本籍は「住所」とは全く異なるものです。住民票に記載される住所は、実際に生活している場所を示しますが、本籍はあくまで戸籍の所在地を示すもの。つまり、本籍地に住む必要は全くありません。

例えば、北海道に憧れて本籍を札幌市に設定しても、実際に住んでいるのは東京でも全く問題ありません。同様に、思い出深い旅行先の京都にお気に入りの場所があっても、そこに住まなくても本籍にすることができます。

この自由度の高さこそが、本籍選びの魅力と言えるでしょう。実家や両親の本籍を引き継ぐこともできますし、全く新しい場所を選ぶことも可能です。二人にとって特別な場所、これからの人生を象徴するような場所を、自由に選ぶことができます。

選べるのは「土地台帳に記載されている場所」

しかし、「どこでもOK」と言っても、全くの無制限というわけではありません。本籍として設定できるのは、土地台帳に記載されている場所に限られます。

土地台帳とは、各市町村が管理している土地に関する公的な帳簿のこと。つまり、存在しない住所や、番地のない場所、海の上や空中などは本籍として設定できません。また、私有地であっても、所有者の許可を得る必要はありません。あくまでも土地台帳に記載されている場所であれば、誰の土地であっても本籍として設定することが可能です。

手続きで重要なのは正確な「地番」

新本籍を決める際に最も重要なのは、正確な地番を把握することです。番地を間違えると、戸籍の手続きが進められない可能性があります。市町村のホームページや法務局で地番を確認することができますので、必ず事前に調べておきましょう。

結婚届には、「新しい本籍」の欄があり、そこに地番まで正確に記入する必要があります。例えば、「東京都渋谷区〇〇一丁目〇番〇号」のように具体的に記載します。番地がわからない場合は、役所の窓口で相談することも可能です。

ちょっと変わった本籍の選び方

最近では、皇居や国会議事堂など、有名な建物の所在地を本籍にする人もいるようです。もちろん、実際にそこに住むことはできませんが、話のネタになったり、自分たちの個性を表現する一つの方法として選ばれているようです。

また、将来住みたい場所を本籍にして、目標を常に意識するという人もいます。本籍はいつでも変更できるので、ライフステージの変化に合わせて、柔軟に変更することも可能です。

まとめ:新本籍は二人の未来を彩る一歩

結婚後の新本籍は、法律上の手続きではありますが、二人の未来を象徴する大切な要素でもあります。自由に選べるからこそ、じっくりと話し合って、二人にとって特別な場所を選んでみてはいかがでしょうか。正確な地番の確認を忘れずに、新しい人生のスタートをきりましょう。