なんば花月の読み方は？

なんば花月の読み方

なんば花月は「なんばかげつ」と読みます。かつて大阪市にあった吉本興業の劇場で、演芸を中心に様々な公演が行われていました。

歴史

なんば花月は、1932年に大阪・ミナミに開場しました。当初は「千日劇場」という名前でしたが、1940年に「なんば花月」に改称されました。当時は演劇や映画館としても利用されていました。

第二次世界大戦後は、吉本興業がなんば花月を拠点に演芸興行を本格化させました。落語、漫才、コントなど、数多くの芸人が舞台に立ち、大阪の笑いの中心地として親しまれるようになりました。

往年のスター

なんば花月には、桂米朝、横山やすし・西川きよし、ダウンタウン、ナインティナインなど、多くの伝説的な芸人が出演しました。彼らの公演は多くの観客を魅了し、大阪の笑いの文化を築き上げました。

閉館とその後

なんば花月は2012年に閉館しました。しかし、その歴史と伝統は、現在でも大阪の笑いの文化に大きな影響を与え続けています。

旧なんば花月劇場の跡地には、現在「NGKなんばグランド花月」という新たな劇場が建っています。NGKはなんば花月の伝統を受け継ぎ、大阪の笑いの殿堂として親しまれています。

現代のなんば花月

現代のなんば花月は、NGKを中心に、吉本興業が運営する劇場群を指します。大阪・ミナミにNGK、なんばグランド花月、よしもと漫才劇場があり、京都にもよしもと祇園花月があります。

これらの劇場では、落語、漫才、コントなどの演芸はもちろん、舞台芝居や音楽ライブなど、様々な公演が行われています。大阪の笑いと文化を体験できる、人気の観光スポットとなっています。