パソコンをアルコール消毒すると故障する?

3 ビュー

パソコンのアルコール消毒は、直接スプレーすると故障の原因になります。内部への水分浸入を防ぐため、パソコン本体、液晶、キーボード、マウスには絶対にスプレーしないでください。 静電気除去シートや、乾いたマイクロファイバークロスでの拭き取りを推奨します。 内部清掃は専門業者に依頼しましょう。

コメント 0 好き

パソコンをアルコール消毒?ちょっと待って!故障のリスクと安全な清掃方法

私たちの生活に欠かせないパソコン。毎日使うものだからこそ、清潔に保ちたい気持ちはよく分かります。特に昨今は、アルコール消毒が日常的な習慣になっているため、「パソコンにもアルコール消毒スプレー!」と考えがちですが、それはちょっと待ってください! 安易なアルコール消毒は、大切なパソコンを故障させてしまうリスクがあるんです。

なぜアルコール消毒がパソコンに良くないのか?

その理由は大きく分けて二つあります。

  1. 液体による電気回路のショート: パソコン内部には、繊細な電子部品が密集しています。アルコール消毒スプレーを直接吹きかけると、液体が内部に浸透し、電気回路をショートさせてしまう可能性があります。これは、一瞬でパソコンを起動不能にしてしまう致命的なダメージに繋がります。例え表面だけを拭いたとしても、わずかな隙間から液体が侵入する可能性は否定できません。

  2. 液晶画面やキーボードの劣化: 液晶画面やキーボードに使用されている素材は、アルコールに弱い場合があります。アルコールが付着すると、表面のコーティングが剥がれたり、変色したりする恐れがあります。また、キーボードの印字が消えてしまうことも考えられます。

では、どうすれば安全にパソコンを清掃できるのでしょうか?

パソコンを安全に清掃するための3つのステップ

  1. 電源を切って、ケーブルを抜く: 清掃を始める前に、必ずパソコンの電源を切り、コンセントから電源ケーブルを抜きましょう。周辺機器(マウス、キーボード、USBメモリなど)も全て取り外します。これは、感電やショートを防ぐための重要な安全対策です。

  2. 乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭く: 表面の汚れやホコリは、乾いたマイクロファイバークロスで優しく丁寧に拭き取ります。マイクロファイバークロスは、細かい繊維で汚れを絡め取り、傷がつきにくい素材なので、パソコンの清掃に最適です。特に液晶画面は、力を入れすぎると破損する恐れがあるので、優しく拭きましょう。

  3. 静電気除去シートの活用: 静電気は、パソコンの故障の原因となることがあります。静電気除去シートを使って、パソコン本体やキーボードなどを軽く拭くことで、静電気を除去することができます。

どうしてもアルコール消毒したい場合は?

どうしてもアルコール消毒をしたい場合は、以下の点に注意してください。

  • エタノール濃度を確認: 高濃度のエタノールは、パソコンの素材を傷める可能性があります。70%程度の濃度が推奨されています。
  • クロスに少量含ませて拭く: アルコール消毒液を直接スプレーするのではなく、マイクロファイバークロスに少量含ませて、固く絞ってから拭きましょう。
  • 拭いた後は完全に乾燥させる: アルコール消毒液で拭いた後は、必ず完全に乾燥させてください。

内部清掃はプロに任せるのが安心

パソコン内部のホコリは、放っておくと熱暴走の原因となります。しかし、素人が分解して清掃するのは非常に危険です。内部清掃は、専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。定期的なメンテナンスを行うことで、パソコンを長く快適に使い続けることができます。

まとめ

パソコンのアルコール消毒は、一見手軽に見えますが、故障のリスクが伴います。安全な清掃方法を心がけ、大切なパソコンを長く使い続けましょう。迷った場合は、メーカーや専門業者に相談するのが一番安心です。