技適マークの2つの番号は何を意味する?

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技適マークには、技術基準適合認定番号と技術基準適合証明番号の2種類の番号が記載されています。これらは名前が似ていますが、それぞれ異なる証明を示しています。これらの番号は、無線設備が日本の技術基準に適合していることを証明するものです。

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技適マークの2つの番号が示す意味

技適マークには、技術基準適合認定番号と技術基準適合証明番号の2種類の番号が記載されています。どちらも似たような名称ですが、それぞれ異なる特性を示します。

技術基準適合認定番号

技術基準適合認定番号は、無線設備が日本の技術基準に適合することを認定するものです。これは、総務省の登録認定機関が、無線設備の試験や検査を実施して発行します。認定番号は、無線設備の検査や試験に合格したことを証明しています。

認定番号は、次の形式で記載されています。

  • [R][認証機関コード][年度][連番]

例えば、”R202-220001″という認定番号の場合、以下を意味します。

  • R: 無線機器
  • 202: 認証機関コード
  • 22: 2022年
  • 0001: 連番

技術基準適合証明番号

技術基準適合証明番号は、無線設備が日本の技術基準に適合することを証明するものです。これは、製造業者または販売業者が、総務省に届け出て発行します。証明番号は、無線設備が技術基準に適合することを製造業者が自ら確認していることを示しています。

証明番号は、次の形式で記載されています。

  • [技適][認定機関コード][年度][連番]

例えば、”技適02-220001″という証明番号の場合、以下を意味します。

  • 技適: 技術基準適合証明
  • 02: 認定機関コード
  • 22: 2022年
  • 0001: 連番

認定番号と証明番号の違い

  • 認定機関: 認定番号は登録認定機関が発行するのに対し、証明番号は製造業者または販売業者が発行します。
  • 試験・検査: 認定番号は無線設備の試験や検査に合格したことを証明していますが、証明番号は製造業者の自己確認に基づいています。
  • 信頼性: 一般的に、認定番号の方が証明番号よりも信頼性が高いとされています。これは、認定番号は第三者機関による試験や検査に基づいているためです。

日本の電波法では、無線設備を使用するには技適マークを取得することが義務付けられています。無線設備を購入する際は、技適マークが記載されていることを確認し、認定番号または証明番号をチェックするようにしましょう。