VisaのApple Payは海外でも使えますか？

VisaのApple Pay、海外旅行で本当に使える？知っておくべき落とし穴と活用術

VisaのApple Payは、日本国内だけでなく海外でも使える便利な決済手段です。しかし、「使える」と一口に言っても、実際にはいくつかの落とし穴や注意点が存在します。海外旅行をよりスムーズに、そしてスマートに楽しむために、VisaのApple Payを海外で利用する際に知っておくべき情報をまとめました。

基本：Visaのタッチ決済対応が必須

大前提として、VisaのApple Payが利用できるのは、Visaのタッチ決済（Visa Contactless）に対応している店舗のみです。これは、お店のレジにVisaのタッチ決済のマークが表示されているか、もしくは店員に「Visa Contactlessで」と伝えて決済できるかどうかで判断できます。

使える国・地域と、利用状況

Visaのタッチ決済は、世界中で広く普及していますが、国や地域によって普及率に差があります。特に、ヨーロッパやオーストラリア、カナダなどでは比較的多くの店舗で利用可能です。一方、アジアや南米などでは、まだ対応店舗が少ない場合もあります。

渡航先の国や地域のVisaタッチ決済の普及状況を事前に調べておくことをおすすめします。Visaの公式サイトや、旅行関連のウェブサイトで情報を収集できます。

落とし穴：カード発行国による制限

実は、日本のApple Payに登録したVisaカードは、一部の国や地域では利用できない場合があります。これは、カード発行会社が特定の国や地域での利用を制限しているためです。特に、海外での不正利用が多いとされる地域では、制限がかけられている可能性が高くなります。

事前にカード発行会社に問い合わせて、渡航先での利用可否を確認しておくことが重要です。また、海外旅行保険に加入している場合、不正利用に対する補償が付いているかどうかも確認しておきましょう。

より確実に！SuicaやPASMOの活用

もし、Apple PayにSuicaやPASMOを登録している場合、海外の交通機関や店舗で利用できる場合があります。例えば、ロンドンのOysterカードのように、SuicaやPASMOがそのまま利用できる交通機関もあります。

SuicaやPASMOは、Visaカードよりも利用できる範囲が広がる可能性がありますので、積極的に活用してみましょう。ただし、事前に利用可能な場所や条件を確認しておく必要があります。

安全な利用のために：セキュリティ対策

海外でApple Payを利用する際は、セキュリティ対策も重要です。

• Face ID/Touch IDの有効化: 生体認証を設定することで、第三者による不正利用を防ぐことができます。
• 紛失・盗難時の対応: 万が一、iPhoneを紛失したり盗まれたりした場合は、速やかにApple IDのパスワードを変更し、カード発行会社に連絡して利用停止手続きを行いましょう。
• 公共Wi-Fiの利用を避ける: 個人情報が漏洩するリスクがあるため、公共Wi-Fiでの利用はできるだけ避けましょう。

結論：事前の準備と注意で、快適な海外旅行を

VisaのApple Payは、海外でも利用できる便利な決済手段ですが、事前の準備と注意が必要です。渡航先のVisaタッチ決済の普及状況、カード発行会社の利用制限、セキュリティ対策などをしっかりと確認し、快適な海外旅行を楽しんでください。