上に同じを丁寧に言う言い方は？

「上記同様」という礼儀正しい表現

「同上」は、文書やプレゼンテーションにおいて、先行する記述と同じ内容であることを示す簡潔な敬語です。それは重複を避け、情報を明瞭かつ簡潔に伝える手段として広く使用されています。

しかし、場合によっては「同上」が適切ではない状況があります。より礼儀正しく丁寧な表現を求める場面では、「上記同様」という言い換えが推奨されます。

「上記同様」は、「同上」と同じく先行する記述を参照することを示します。しかし、「上記」という語句が加わることで、敬意や丁寧さが増します。特に、目上の方や外部の関係者に対する文書やプレゼンテーションでは、「上記同様」の使用がふさわしいとされています。

「上記同様」の使用例

• 文書内で：
  

  • 「契約書第3条に記載されている支払い条件は、上記同様とします。」

• プレゼンテーションで：
  

  • 「前四半期の売上収益は、上記同様、前年比15%増加いたしました。」

「同上」と「上記同様」の使い分け

「同上」と「上記同様」は、どちらも先行する内容を参照するための表現ですが、使い分けに配慮することが大切です。

• 「同上」：簡潔さや明快さを重視したい場合に適しています。ただし、目上の方や外部の関係者に対する文書やプレゼンテーションでは、敬意に欠ける印象を与える可能性があります。
• 「上記同様」：敬意や丁寧さを重視したい場合に適しています。目上の方や外部の関係者とのやり取りや、公式な文書やプレゼンテーションでよく使用されます。

その他の礼儀正しい同義語

「上記同様」以外にも、先行する内容を参照するための礼儀正しい同義語があります。

• 同様にして
• それに倣って
• 先述のとおり
• 前述のとおり

まとめ

「同上」は簡潔な敬語ですが、敬意や丁寧さに欠ける印象を与える場合があります。より礼儀正しい表現を求める際には、「上記同様」を使用しましょう。適切な使い分けにより、文書やプレゼンテーションの質を高め、相手に敬意を示すことができます。