コードシェア便はマイルがたまる?

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コードシェア便のマイレージ積算は不可です。JALの機材や乗務員が運航する便でも同様に積算されません。

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コードシェア便とマイレージ:複雑な真実を解き明かす

旅行好きにとって、マイレージプログラムは旅の楽しみをさらに高める重要な要素です。しかし、フライト予約時に「コードシェア便」という表記を見かけると、マイレージ積算に関する疑問が湧き起こることは珍しくありません。結論から言うと、コードシェア便でのマイレージ積算は、必ずしも保証されていません。 これは、多くの旅行者が誤解している点であり、予約前にしっかりとした理解が不可欠です。

一見すると、同じ飛行機、同じ機材、同じ乗務員で運航されているように見えるコードシェア便ですが、その裏側では複数の航空会社が複雑に絡み合っています。例えば、JAL便として予約したフライトが、実際にはアメリカン航空が運航している場合、そのフライトはコードシェア便となります。一見、JALの便に乗っているように見えますが、運航しているのは別の航空会社なのです。これが、マイレージ積算の複雑さを生み出します。

航空会社はそれぞれ独自のマイレージプログラムを持っており、積算ルールも異なります。コードシェア便の場合、搭乗した航空機ではなく、予約時に表示された航空会社(オペレーティングキャリアではなく、マーケティングキャリア)のマイレージプログラムに積算されることが一般的です。 つまり、JALのサイトで予約し、JALの便名で表示されていたとしても、アメリカン航空が運航するコードシェア便であれば、JALマイレージバンクではなく、アメリカン航空のマイレージプログラムに積算される可能性が高いのです。

しかし、これは絶対的なルールではありません。航空会社間の提携関係や、個々の契約によって積算ルールは大きく異なります。JALと提携している航空会社であっても、全てのコードシェア便でJALマイレージバンクへの積算が保証されているわけではありません。場合によっては、全くマイレージが積算されない、あるいは提携航空会社のマイレージプログラムに積算される可能性も存在します。

では、どのようにしてコードシェア便におけるマイレージ積算を確認すれば良いのでしょうか? 最も確実な方法は、予約前に各航空会社のウェブサイトで、その便のマイレージ積算ルールを確認することです。 便名、航空会社、予約クラスなどを入力することで、マイレージ積算の可否、積算率などを確認できます。予約完了後であっても、航空会社に直接問い合わせれば正確な情報を教えてもらえます。

さらに、航空券購入時にマイレージ積算を希望する旨を明確に伝え、確認書を受け取ることも重要です。後から積算ができないと判明した場合でも、証拠となる書類があれば対応がスムーズになる可能性があります。

最後に、コードシェア便を利用する際には、マイレージ積算について過剰な期待をせずに、常に最悪のケース(マイレージが積算されない)を想定しておくことが大切です。マイレージ積算は旅行の副産物であり、旅行自体を楽しむことが第一であることを忘れないようにしましょう。 明確な情報収集と事前確認によって、スムーズで楽しい旅を計画してください。 無駄なトラブルを避けるためにも、常に最新の情報を公式ウェブサイトなどで確認することを心がけましょう。