免税店で買った液体を機内に持ち込むことはできますか？

免税店で購入した液体、本当に機内持ち込みできる？ 知っておくべき落とし穴と最新ルール

旅行の楽しみの一つ、免税店でのショッピング。お土産や自分へのご褒美として、お酒や化粧品などの液体物を購入する方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ搭乗しようとしたら、「これ、本当に機内持ち込みできるの？」と不安になることはありませんか？

結論から言うと、免税店で購入した液体は条件を満たせば機内持ち込み可能です。ただし、いくつかの重要な注意点があり、これを守らないとせっかく購入した商品が没収されてしまうことも…。ここでは、免税店で購入した液体をスムーズに機内に持ち込むための最新ルールと、よくある疑問について徹底解説します。

大前提：保安検査通過後の購入が必須

まず、最も重要なポイントは、保安検査を通過した後の免税店で購入した液体であることです。保安検査前に購入した液体は、たとえ未開封であっても、原則として機内持ち込みは認められません。これは、テロ対策の一環として世界共通のルールとなっています。

免税店で購入した液体の機内持ち込みルール詳細

• STEBs（Security Tamper-Evident Bags）と呼ばれる特殊な袋：免税店で購入した液体は、通常、不正開封防止用の特殊な袋（STEBs）に入れられ、レシートが貼付された状態で渡されます。この袋は、開封された形跡がないことが重要です。一度開封してしまうと、機内持ち込みは原則として認められません。
• レシートの保持：購入した際のレシートは、必ず保管しておきましょう。保安検査場で、購入場所と購入日時を確認される場合があります。レシートがない場合、機内持ち込みが認められない可能性があります。
• 乗り継ぎ時の注意：乗り継ぎ便がある場合、特に注意が必要です。乗り継ぎ先の国や地域によっては、STEBsのルールが異なり、開封を求められる場合があります。その結果、最終目的地まで液体を持ち込めなくなることも…。乗り継ぎがある場合は、事前に利用する航空会社や空港のウェブサイトでルールを確認するか、空港スタッフに確認することをおすすめします。
• 100mlルールとの関係：保安検査を通過する前に持ち込む液体のルール（100ml以下の容器に入れ、透明な再封可能な袋に入れる）は、免税店で購入した液体には適用されません。

よくある疑問

• STEBsを自分で用意できますか？：STEBsは、免税店での購入時に提供される専用の袋であり、自分で用意することはできません。
• STEBsが破損してしまった場合は？：免税店で購入した空港のスタッフに相談してください。
• STEBsに入っていない液体は？：保安検査場で没収される可能性が高いです。

没収されないために

免税店で購入した液体を確実に機内に持ち込むためには、以下の点に注意しましょう。

• 保安検査通過後に購入する
• STEBsの開封厳禁
• レシートの保管
• 乗り継ぎがある場合は事前に確認

これらのポイントを守れば、免税店で購入したお土産を安心して機内に持ち込み、楽しい旅行の思い出をさらに彩ることができます。旅行前に最新の情報を確認し、スムーズな空の旅を楽しみましょう。