ANA国際線の空席待ちで乗れなかったらどうなる？

ANA国際線特典航空券、空席待ちの落とし穴：乗れなかったらどうなる？徹底解説

ANAの国際線特典航空券は、マイルを使ってお得に旅行できる魅力的な選択肢ですが、人気路線では空席待ちとなることも少なくありません。希望を胸に空席待ちに申し込んだものの、結局乗れなかった場合、一体どうなってしまうのでしょうか？ここでは、その顛末と注意点について、詳しく解説します。

旅程全体が自動キャンセル！既に確保済みの区間も例外ではない

まず、最も重要な点として、ANA国際線特典航空券の空席待ちで、予約期限までに座席が確保できなかった場合、旅程全体が自動的にキャンセルされます。これは、空席待ちをしている区間だけでなく、既に予約が確定している区間も含まれるため、注意が必要です。

例えば、往路は予約が確定し、復路のみ空席待ちにしていた場合でも、復路の空席待ちが期限内に確定しなければ、往路の予約もろともキャンセルされてしまうのです。

払い戻しはどうなる？航空券の種類によって対応が異なる

旅程がキャンセルされた場合、気になるのは払い戻しについてです。この点は、利用した航空券の種類（特典航空券の種類や予約クラスなど）によって対応が異なります。

• 特典航空券の場合: 一般的に、未使用区間分のマイルは口座に戻されます。ただし、燃油サーチャージや空港使用料などの諸税は、払い戻し手数料が発生する場合があります。
• 有償航空券の場合: 払い戻しの可否や手数料は、購入した航空券の種類によって大きく異なります。予約変更・払い戻し不可の格安航空券の場合、ほとんど払い戻しされない可能性もあります。

いずれの場合も、ANAに直接問い合わせて確認することが重要です。 公式ウェブサイトの情報だけでは判断できないケースもありますので、必ず問い合わせましょう。

キャンセル後の再予約：希望は残されているが…

一旦キャンセルされた予約を再予約することは、空席状況次第で可能です。しかし、希望の便に空席があるとは限りませんし、再予約のタイミングによっては、予約手数料が発生する場合があります。

また、特典航空券の場合、再予約時に必要なマイル数が変動している可能性もあります。以前よりも多くのマイルが必要になったり、特典航空券自体が利用できなくなったりするケースも考えられます。

空席待ちの落とし穴を避けるための対策

空席待ちで乗れなかった場合のデメリットを理解した上で、以下の対策を講じることで、リスクを軽減できます。

• 複数の便を検討する: 希望の便だけでなく、時間帯や経由地が異なる複数の便を検討することで、空席を見つけやすくなります。
• 早めに予約する: 特典航空券は、できるだけ早く予約することが重要です。出発日の355日前から予約できるため、早めに計画を立てましょう。
• 空席待ちの期限を把握する: 空席待ちの期限は、予約状況によって異なります。期限を必ず確認し、こまめに予約状況を確認しましょう。
• ANAの担当者に相談する: 空席待ちの状況や予約に関する疑問は、ANAの担当者に直接相談するのが最も確実です。

ANA国際線特典航空券は、計画的な利用で素晴らしい旅を実現できる手段ですが、空席待ちにはリスクも伴います。この記事を参考に、しっかりと対策を講じて、快適な空の旅をお楽しみください。