ドコモを解約するとどんなデメリットがありますか？

ドコモ解約前に知っておくべき5つのデメリット：本当に「お得」だけではない？

ドコモの解約、あるいは他社への乗り換えを検討しているあなた。料金プランの見直しや、より魅力的なサービスに惹かれているのかもしれません。しかし、ちょっと待ってください！確かに月額料金が安くなるなど、メリットばかりが注目されがちですが、ドコモを解約することには、見過ごせないデメリットも存在します。後悔しないために、解約前にしっかりと確認しておきましょう。

1. ドコモメールアドレスの喪失と、その影響

長年ドコモを利用している人にとって、最も痛手となるのが「ドコモメールアドレス（@docomo.ne.jp）」の喪失です。様々なサービスの登録に使用している場合、アドレス変更の手続きは想像以上に手間がかかります。友人や家族への連絡、クレジットカードやオンラインサービスの登録情報変更など、一つ一つ変更していく必要があります。

もちろん、ドコモでは「ドコモメール持ち運び」サービスを提供しており、月額330円（税込）でドコモメールアドレスを継続利用できます。しかし、無料で使用していたアドレスが有料になる点はデメリットと言えるでしょう。また、持ち運びサービスを利用しても、一部の機能が制限される場合もあります。

2. 家族割の解体：家族全体の通信費が増加する可能性

ドコモの家族割（みんなドコモ割など）を利用している場合、解約によって家族全体の通信費が増加する可能性があります。家族割は、同一グループ内の回線数に応じて割引額が増える仕組みのため、1回線が抜けるだけで、残りの家族の割引率が下がる、あるいは割引そのものが適用されなくなるケースも考えられます。解約前に、家族全体の料金プランを見直し、トータルで損をしないか確認することが重要です。

3. キャリア決済の利用制限と、ポイントの失効

ドコモのキャリア決済（d払いなど）を頻繁に利用している場合、解約後は基本的に利用できなくなります。今までキャリア決済で支払っていたサービスがある場合は、支払い方法の変更が必要になります。

また、dポイントを貯めている場合も注意が必要です。解約後もdアカウント自体は残りますが、一定期間利用がないとポイントが失効する可能性があります。解約前にポイントを使い切るか、dポイントクラブを継続利用することを検討しましょう。

4. 通信速度の低下リスク：格安SIMへの乗り換えを検討している場合

ドコモから格安SIMへ乗り換える場合、通信速度が低下するリスクがあります。格安SIMは、ドコモなどの大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、回線が混み合う時間帯（特に昼休み時間帯や夕方など）には通信速度が低下しやすい傾向があります。

もちろん、すべての格安SIMが速度低下するわけではありません。事前に口コミや評判を調べたり、実際に格安SIMの速度を比較しているサイトなどを参考に、自分に合った格安SIMを選ぶようにしましょう。

5. 解約に伴う事務手数料：意外と見落としがちなコスト

以前は解約時に事務手数料が発生する場合がありましたが、2021年10月以降、多くの通信キャリアで解約時の事務手数料は撤廃されました。しかし、解約手続きの方法によっては手数料が発生する可能性があるため、事前に確認しておくことが大切です。

まとめ：総合的に判断して、後悔のない選択を

ドコモの解約は、一見するとお得に思えるかもしれません。しかし、メールアドレスの喪失、家族割の解体、キャリア決済の利用制限、通信速度の低下リスクなど、様々なデメリットも存在します。解約を検討する際は、これらのデメリットを十分に理解し、総合的に判断して、後悔のない選択をしてください。

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