赤ちゃんがママしかダメなのはいつまでですか？

ママがいい！赤ちゃんがママしかダメなのはいつまで？

赤ちゃんがママにべったり、まるでコアラのようにくっついて離れない。そんな姿は愛らしいけれど、ママにとっては少し大変な時期でもあります。「ママじゃないとダメ！」という時期はいつまで続くのか、そしてどうすればいいのか、悩んでいるママも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんがママへの強い愛着を示すのは、生後6ヶ月頃から始まり、8ヶ月頃にピークを迎えると言われています。この時期は「人見知り」が始まる時期と重なり、ママ以外の人、特にパパに対して警戒心を抱き、泣いて拒否する「パパ見知り」も始まります。これまで笑顔を見せてくれていたパパに急に泣き出す姿に、パパは戸惑い、少し寂しさを感じてしまうかもしれません。

この「ママじゃないとダメ」な時期は、赤ちゃんの発達において重要な意味を持っています。赤ちゃんは成長するにつれ、周りの世界を認識し始めます。そして、自分を守ってくれる安全基地となる存在が必要になります。それが、最も身近で多くの時間を共に過ごすママなのです。ママの匂い、声、抱っこ、全てが赤ちゃんにとって安心の源となります。

この時期の赤ちゃんは、ママとの愛着関係を築くことで、情緒が安定し、周りの世界を探索する自信を育みます。ママへの愛着は、将来の人間関係を築く上での基盤となる大切なものです。

では、「ママじゃないとダメ」な時期はいつまで続くのでしょうか？個人差はありますが、パパ見知りは1歳半頃まで続くことが多いようです。人見知りも同様に1歳半から2歳頃には落ち着いてくると言われていますが、3歳頃まで続く子もいます。

この時期を少しでもスムーズに乗り越えるために、いくつかポイントをご紹介します。

ママへ:

• 無理をしない: 一人で抱え込まず、パパや家族に協力を求めましょう。一時保育などを利用して、自分の時間を作ることも大切です。
• スキンシップを大切に: 抱っこやおんぶで、赤ちゃんに安心感を与えましょう。
• パパとの時間を作る: パパと赤ちゃんが二人きりで過ごす時間を作ることで、二人の関係構築を促しましょう。短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。
• 他の大人との交流: 公園や児童館などで、他の大人や子どもと触れ合う機会を作りましょう。ママ以外の人との関わりも、社会性を育む上で重要です。

パパへ:

• 焦らない: 赤ちゃんがすぐに心を開いてくれなくても、焦らず根気強く接しましょう。
• ママのサポート: ママが少しでも休めるように、家事や育児に積極的に参加しましょう。
• 赤ちゃんとのコミュニケーション: 絵本を読んだり、歌を歌ったり、遊びを通して赤ちゃんとのコミュニケーションを深めましょう。
• 自分らしい関わり方を見つける: ママと同じようにしようとせず、自分らしい関わり方を見つけることが大切です。

「ママじゃないとダメ」な時期は、ママにとっても大変な時期ですが、赤ちゃんの成長過程における大切なステップです。この時期を乗り越えることで、赤ちゃんはより一層成長し、自立への道を歩み始めます。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて、愛情をたっぷり注いであげましょう。そして、パパも積極的に育児に参加することで、家族の絆はより一層深まるはずです。

また、もしも極端にママにしか懐かず、日常生活に支障が出ていると感じる場合は、専門機関に相談することも検討してみましょう。子育て支援センターや保健センターなどで相談に乗ってくれます。一人で悩まず、周りの人に頼りながら、子育てを楽しんでいきましょう。