技能実習制度は2024年に廃止されますか？

技能実習制度は2024年に廃止、新たな「育成就労制度」へ移行

2024年3月15日をもって、技能実習制度は廃止され、新たな「育成就労制度」に移行することが決定しました。

この移行は、2023年5月に改正出入国管理及び難民認定法が成立したことに伴うものです。改正法の施行後に移行が実施される予定です。

育成就労制度では、技能実習生が一定の要件を満たせば、日本での就労を継続することができるなど、より柔軟な制度となります。また、これまで上限が3年とされていた技能実習期間が原則5年まで延長されます。

移行の具体的なスケジュールについては、国会での審議を経て決定される予定です。最新の情報は、厚生労働省のウェブサイトなどでご確認ください。

育成就労制度の概要

• 対象者: 技能実習制度で3年以上の実務経験を有する技能実習生
• 就労期間: 原則5年（企業の要請により最大7年まで延長可能）
• 就労先: 技能実習先の企業に限らない
• 就労内容: 技能実習で習得した業務に関連する業務
• 給与: 日本人の同等労働者と同等の水準

技能実習制度の廃止と育成就労制度への移行は、人手不足を補うとともに、外国人労働者の円滑な移行を図ることを目的としています。制度の詳細は今後詰めていく予定ですが、在留資格が切れてしまうといった事態を避けるため、実習生や企業は最新情報に注意してください。