マイナンバーカードの裏面を隠すのは違法ですか?

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マイナンバーカードの提示時、裏面を意図的に隠す行為は法律違反ではありません。ただし、提示状況によっては、マイナンバーが他者に見られる可能性も否定できません。 重要なのは、故意にマイナンバーを他者に見せる行為を避け、適切な提示方法を心がけることです。 法令違反となるのは、故意にマイナンバーを漏洩させる行為です。

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マイナンバーカードの裏面、隠しても大丈夫? 違法性と注意点

マイナンバーカードの提示を求められた時、裏面に記載されたマイナンバーを他人に見られたくないと思うのは自然なことです。指で隠したり、カードケースの一部で覆ったりする人もいるでしょう。では、マイナンバーカードの裏面を隠す行為自体は違法なのでしょうか?

結論から言うと、裏面を隠す行為自体は法律違反ではありません。マイナンバー法には、カードの裏面を隠すことを禁じる条文は存在しません。提示を求められた際に、番号を直接見せないように工夫すること自体は、個人情報の保護という観点からも理解できる行動と言えるでしょう。

しかし、「隠す」という行為が、状況によっては問題となる可能性があります。 例えば、提示を求めた担当者が「番号の確認が必要です」と明示しているにも関わらず、頑なに裏面を隠蔽し続ける場合、手続きがスムーズに進まないばかりか、不信感を与えてしまう可能性があります。また、提示方法によっては、意図せず番号が見えてしまうリスクも存在します。

重要なのは、「隠す」という行為の意図と、それが周囲に与える印象です。マイナンバーを大切に守り、漏洩を防ぎたいという正当な理由に基づいて慎重に扱っている限り、違法性を問われることはありません。

では、どのようにすれば安全かつスムーズに提示できるのでしょうか? いくつかのポイントを挙げてみましょう。

  • 提示を求めた担当者に、番号を見せないように提示したい旨を伝える。 例えば、「番号を直接見せないように提示できますか?」と尋ねてみましょう。多くの場合、担当者は適切な方法を指示してくれるはずです。専用のカードリーダーを使用する場合や、カードケースの一部を透明にして番号のみを隠すといった方法が考えられます。
  • 提示の目的を確認する。 なぜマイナンバーカードの提示が必要なのかを理解することで、適切な対応がとれるようになります。番号の確認が必要な場合は、担当者の指示に従いましょう。身分証明のみで良い場合は、表面のみを見せるようお願いすることも可能です。
  • 提示環境に注意する。 周囲に人が多い場所や、プライバシーが確保されていない場所での提示は避けましょう。必要に応じて、個室やパーテーションのある場所での提示を依頼することもできます。
  • マイナンバーカードの保管方法に気を配る。 カードを紛失したり、盗難に遭ったりした場合、不正利用されるリスクが高まります。安全な場所に保管し、持ち歩く際は、専用のケースに入れて大切に扱いましょう。

改めて強調しますが、マイナンバーカードの裏面を隠す行為自体は違法ではありません。しかし、提示の仕方によっては、誤解を招いたり、トラブルに発展したりする可能性があります。大切なのは、マイナンバーを適切に管理し、漏洩を防ぐという意識を持つことです。上記に挙げたポイントを参考に、状況に応じて適切な対応を心がけましょう。そして、少しでも不安に思うことがあれば、関係機関に相談することをお勧めします。適切な知識と行動によって、自身の大切な個人情報を守りましょう。