マイナンバーカードは更新しなくても大丈夫?

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マイナンバーカードは、有効期限切れ後も身分証明書として利用可能です。ただし、e-Taxなどのオンラインサービスやコンビニ交付サービスは利用できなくなります。更新手続きは有効期限の3ヶ月前から可能です。

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マイナンバーカード、更新しなくても大丈夫? 意外と知らない落とし穴と賢い更新術

マイナンバーカード。財布に忍ばせている人も、タンスの奥にしまっている人もいるでしょう。そして、ふと気がつくと、有効期限が迫っていたり、すでに過ぎていたり…。「更新するの面倒だな…」「別に何も困ってないし…」そう思って更新を先延ばしにしていませんか? 実は、更新しなくても「大丈夫」とは言い切れない落とし穴があるのです。

確かに、マイナンバーカードの表面に記載されている有効期限は、あくまで「電子証明書の有効期限」です。身分証明書としての機能は、期限切れ後も引き続き利用できます。写真付きの公的な身分証として、銀行口座開設や携帯電話の契約などで提示を求められた際に役立つでしょう。

しかし、電子証明書の期限が切れると、マイナンバーカードの真価を発揮する様々な便利な機能が使えなくなってしまいます。具体的には、以下のようなサービスが利用できなくなります。

  • e-Tax (確定申告など): 確定申告をオンラインで行うe-Taxは、電子証明書を利用した本人確認が必須です。期限切れのカードでは利用できません。確定申告時期に慌てて更新手続きをする羽目にならないよう、注意が必要です。
  • コンビニ交付サービス: 住民票の写しや印鑑登録証明書などをコンビニで取得できる便利なサービスも、電子証明書が必要となります。期限切れのカードでは利用できず、役所に出向く必要が生じます。
  • マイナポータル: マイナポータルは、自分の健康情報や行政手続きの状況などを確認できる便利なオンラインサービスです。こちらも電子証明書が必要なため、期限切れカードではログインできなくなります。
  • 各種オンラインサービス: 金融機関のオンラインサービスや、一部の自治体サービスなど、マイナンバーカードによる本人確認を導入しているサービスが増えています。これらのサービスも、電子証明書の有効期限が切れると利用できなくなる可能性があります。

このように、電子証明書の有効期限が切れたマイナンバーカードは、身分証明書としての機能は残るものの、多くの便利な機能が制限されてしまいます。特に、e-Taxやコンビニ交付サービスを日常的に利用している人は、期限切れによって大きな不便を被る可能性があります。

では、更新手続きはいつから、どのように行えば良いのでしょうか? 更新手続きは、有効期限の3ヶ月前から可能です。更新方法は、主に以下の2つがあります。

  • スマートフォンからの申請: マイナポータルアプリを利用すれば、スマートフォンで簡単に更新手続きができます。写真撮影もスマートフォンで行えるため、手軽でおすすめです。
  • 市区町村窓口での申請: 各市区町村の窓口でも更新手続きが可能です。職員が丁寧に案内してくれるので、スマートフォン操作に不慣れな方でも安心して手続きできます。

また、更新時に注意すべき点として、20歳未満の方のカードは5年間、20歳以上の方は10年間の有効期限となっていることを覚えておきましょう。

「面倒だから…」と後回しにしがちですが、マイナンバーカードの更新は、私たちの生活をより便利にするための大切な手続きです。期限切れによる思わぬ不便を避けるためにも、有効期限を確認し、余裕を持って更新手続きを行いましょう。賢くマイナンバーカードを活用し、快適なデジタルライフを送りたいものです。