メルカリで荷物が戻ってきた場合、送料はどうなるの？

メルカリで荷物が返送された時の送料、そのしくみと注意点

メルカリで商品を売買する際、返送という事態は避けたいものですが、万が一、荷物が返送された場合、送料はどうなるのでしょうか？ 単純に「最初の送料が戻ってくる」というわけではなく、いくつかのケースがあり、事前にしっかり話し合っておくことが重要です。

基本的なルール：最初の送料は原則返金される

多くの場合、荷物が返送された場合、最初の発送時の送料は、販売者から購入者へ返金されます。これは、メルカリのシステム上、購入者から販売者への送料負担は原則として最初の発送時に発生していると考えられるためです。 返送手続きは、購入者側が配送業者を通じて行う場合が多いでしょう。 この返送費用は、メルカリのシステムで管理されるため、購入者は、送料を支払ったかのように扱われ、返金手続きが行われます。

しかし、例外も存在する

ただし、返送が単純なケースばかりではありません。 例外として、以下のような状況が考えられます。

• 再配送が必要な場合： 返送された荷物が、何かしらの理由（例えば、購入者による住所間違い、商品の破損、不良品など）で再び販売者へ送り返される必要がある場合、再配送の手数料が発生します。 この再配送費用は、原則として販売者が負担するべきではありません。購入者と販売者の間で、明確な合意がない限り、再配送にかかる送料は、購入者と販売者間の合意で調整する必要があります。 購入者と販売者で、再配送費用を誰が負担するのかを事前に話し合っておくことが重要です。 返送の際に何らかの問題が発生する可能性を考慮し、送料負担の条件を明確に示すことが、トラブル回避に繋がります。 例えば、「返送の際は、購入者負担で再送をお願いします。」といった記載があると、問題発生時にスムーズに処理できます。

• 返送時に発生する追加費用： 返送時に、配送業者による追加費用が発生する可能性があります。例えば、特殊な梱包や、時間指定オプションなど、追加料金が発生するような場合、その追加費用についても購入者と販売者の間で調整する必要があります。

• 購入者側の過失による返送： 購入者の都合による返送（例：住所変更など）の場合でも、返送にかかる送料が販売者へ請求される場合があります。 事前連絡の有無や、その内容によって、販売者の負担する金額が異なってきます。 これらの点を明確に話し合っておくことが重要です。

事前にしっかり話し合うことの重要性

上述のように、送料に関するルールは明確ではありません。 返送が発生する可能性がある場合は、購入者と販売者の間で、予め明確な合意形成を図ることが重要です。

以下のような点を明確化しておくことが推奨されます。

• 返送時の送料負担について、具体的にどのようなケースで誰が負担するのかを事前に記述しておく。
• 再配送が発生した場合の送料負担について、具体的に記載する。
• 返送方法、梱包方法について、事前に連絡を取り合う。
• 返送手続きの際に発生する可能性のある追加費用についても、明確に合意しておく。

トラブルを未然に防ぐために

トラブルを避けるためには、商品説明欄に、返送時の送料負担に関する記載を含めることが重要です。例えば、以下のように記述する事が考えられます。

「商品の返送に関しましては、〇〇の状況下では〇〇が送料を負担します。」

メルカリでの取引では、迅速で丁寧なやり取りがトラブル回避に繋がります。 事前に明確な合意を形成することで、スムーズな取引を促進し、双方にとって良い結果に導くことが期待できます。 何事も事前に確認し、話し合っておくことが重要です。