低体温症 どこを温める?

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低体温症では、心臓や肺などの主要臓器を守るため、まず胸を温めることが重要です。手足から温めようとすると、心臓への血液供給が阻害され、かえって危険なため、湯たんぽなどは胸に当てましょう。手足は、体温が上昇した後、自然に温まってきます。
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低体温症:どこを温めるべきか

低体温症とは、体温が35度以下まで低下する危険な状態です。低体温症になると、心臓や肺などの主要臓器が正常に機能できなくなり、死に至る可能性もあります。

低体温症の治療では、主要臓器を守ることが最優先事項です。そのため、まず胸を温めることが重要です。胸を温めることで、心臓や肺への血液供給を確保できます。

低体温症で胸を温める方法

胸を温めるには、以下のような方法があります。

  • 湯たんぽまたは温熱パックを胸に当てる
  • 厚手のセーターや毛布で胸を覆う
  • ぬるいシャワーを浴びる

手足ではなく胸を温める理由

低体温症になると、身体は手足から熱を逃がそうとします。そのため、手足から温めようとしてはいけません。手足から温めると、心臓への血液供給が阻害され、かえって危険な状態になります。

手足は、体温が上昇してから自然に温まってきます。そのため、胸を温めた後は、手足は温めないようにしましょう。

低体温症の予防

低体温症の予防には、以下の対策が有効です。

  • 寒い環境では、帽子、手袋、厚手の服を着る
  • 屋外で長時間活動する際は、予備の服を持参する
  • 脱水症状を防ぐために、十分な水分を補給する
  • アルコールは身体を冷やすので、控える

低体温症は、命に関わる深刻な状態です。低体温症の症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。