在留期間更新の申請から2ヶ月を過ぎるとどうなる？

在留期間更新申請から2ヶ月経過…まだ結果が出ない！どうなる？焦らず知っておくべきこと

在留期間の更新申請をしたものの、2ヶ月経っても結果が届かない…そんな状況に直面している方は、不安でいっぱいだと思います。まさか不許可になってしまったのか、何か手続きに問題があったのか、様々な心配が頭をよぎるでしょう。

この記事では、在留期間更新申請から2ヶ月が経過しても結果が出ない場合に、具体的にどのような状況になり得るのか、そして、どのような対応を取るべきなのかを詳しく解説します。この記事を読むことで、焦らず冷静に状況を把握し、適切な行動につなげることができるでしょう。

まず、覚えておきたい原則

在留期間の更新申請を行うと、原則として、現在の在留資格が満了しても、審査が完了するまでは合法的に日本に滞在することができます。しかし、これは無期限に認められるものではなく、以下のルールが存在します。

• 特例期間： 在留期限日から最長2ヶ月間は、審査結果が出るまで引き続き日本に滞在可能です。つまり、在留期限日を過ぎても、直ちに不法滞在になるわけではありません。

2ヶ月経過後、さらに結果が出ない場合は？

この特例期間（2ヶ月）が過ぎても、まだ結果が通知されない場合は、状況が少し複雑になります。

• 在留資格喪失の可能性： 特例期間を過ぎてしまうと、原則として在留資格を失うことになります。つまり、理論上は、不法滞在の状態に陥ってしまうということです。

しかし、実際には、多くのケースで、入国管理局は申請者に対して個別に指示を出します。

• 入国管理局からの指示： 重要なのは、結果が遅れている間に、入国管理局から連絡が来る可能性が高いということです。例えば、「追加書類の提出」や「面談」の指示などが考えられます。これらの指示には、必ず期限が設けられていますので、内容をよく確認し、指示された対応を迅速に行うようにしましょう。

結果が遅れている主な理由

審査が遅れている理由は様々ですが、一般的には以下の要因が考えられます。

• 申請件数の増加： 特に、特定の時期（年度末など）は、申請件数が集中し、審査に時間がかかる傾向があります。
• 審査の複雑さ： 申請内容に疑義がある場合や、追加調査が必要な場合など、審査が長引くことがあります。
• 書類の不備： 提出した書類に不足や誤りがある場合、審査が中断され、時間がかかってしまうことがあります。

具体的な対応策

結果が遅れている場合は、ただ待っているだけでなく、積極的に状況を把握し、対応することが重要です。

1. 入国管理局への問い合わせ： まずは、申請を行った入国管理局に電話で問い合わせてみましょう。申請状況を確認し、審査が遅れている理由や今後の見通しなどを尋ねることができます。
2. 提出書類の再確認： 提出した書類に不備がないか、改めて確認しましょう。もし、不足している書類や誤りがある場合は、速やかに対応することが大切です。
3. 入国管理局からの連絡に注意： 入国管理局からの連絡を常に確認し、指示があった場合は、迅速かつ正確に対応しましょう。連絡を見逃してしまうと、在留資格に影響が出る可能性もあります。
4. 専門家への相談： どうしても不安な場合は、行政書士などの専門家に相談してみるのも有効です。専門家は、申請状況の確認や、入国管理局との交渉などを代行してくれます。

重要な注意点

• 諦めずに、指示に従う： 審査が長引いているからといって、諦めずに、入国管理局からの指示に従い、できる限りの対応を行うことが重要です。
• 勝手な判断は禁物： 在留期限が過ぎても、勝手に帰国したり、他のアルバイトを始めたりすることは絶対に避けてください。必ず入国管理局の指示を仰ぎ、指示に従って行動しましょう。
• 情報収集は正確に： インターネット上には、誤った情報も多く存在します。入国管理局の公式サイトや信頼できる情報源から、正確な情報を収集するように心がけましょう。

在留期間更新申請後の期間は、誰にとっても不安なものです。しかし、焦らずに、この記事で紹介した情報を参考に、冷静に対応することで、スムーズな結果を得られるはずです。頑張ってください！

#在留更新#申請期限#罰則