在留資格認定証明書を受領した後はどうすればいいですか?

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在留資格認定証明書を受け取ったら、在外の日本大使館・総領事館でビザの発給手続きを行います。国によっては、指定された代理機関を経由する必要があるので確認しましょう。ビザ発給後、日本に入国する際、空港で在留カードが発行されます。

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在留資格認定証明書を受け取った後のステップ:入国準備から在留カード発行まで

在留資格認定証明書(以下、COE)の取得、おめでとうございます!COEは、日本で適法に活動するための最初の大きなステップであり、いよいよ日本での生活が現実味を帯びてきます。しかし、COEを受け取っただけで安心はできません。ここから、実際に日本に入国し、在留資格を得るための重要な手続きがいくつか残っています。

1. 日本大使館・総領事館でのビザ申請:

COEは、あくまで「日本で活動するための資格がある」ことを証明する書類であり、これだけでは日本に入国できません。実際に日本に入国するためには、COEを添付して、在外の日本大使館または総領事館(以下、在外公館)でビザの申請を行う必要があります。

  • 必要書類の確認: 外務省のウェブサイトで、ビザの種類と国籍に応じた必要書類を必ず確認しましょう。一般的には、COEの原本、パスポート、写真、ビザ申請書などが求められます。在外公館によっては、追加の書類が必要となる場合もあります。
  • 申請方法の確認: 外在公館によって、ビザ申請の方法は異なります。事前に電話やウェブサイトで申請方法(予約制の有無、申請時間など)を確認しておきましょう。
  • 申請期間: ビザの発給には、通常数日から数週間程度かかります。余裕を持って申請するようにしましょう。
  • 代理申請の可否: 国によっては、指定された代理機関を通してビザ申請を行う必要がある場合があります。事前に確認しておきましょう。

2. 日本への入国準備:

ビザが発給されたら、いよいよ日本への入国準備です。

  • 航空券の手配: 入国予定日に合わせて、航空券を手配しましょう。
  • 滞在先の確保: 日本での滞在先(住居)を確保しましょう。COEの申請時に滞在先を記載している場合でも、念のため確認しておきましょう。
  • 必要品の準備: 日本での生活に必要な日用品や衣類などを準備しましょう。日本の気候や文化に合わせたものを選ぶと良いでしょう。
  • 海外旅行保険の加入: 日本の健康保険に加入するまでの間、万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

3. 日本入国時の手続きと在留カードの交付:

日本の空港(成田、羽田、中部、関西、新千歳、広島、福岡のいずれかの空港)で入国審査を受ける際、パスポートとビザを提示します。審査が完了すると、在留資格が決定され、在留カードが交付されます。

  • 在留カードの記載内容の確認: 在留カードには、氏名、国籍、生年月日、性別、在留資格、在留期間などが記載されています。記載内容に誤りがないか必ず確認しましょう。もし誤りがあれば、その場で入国審査官に申し出て訂正してもらいましょう。
  • 在留カードの携帯義務: 在留カードは、常に携帯することが義務付けられています。警察官などから提示を求められた場合は、必ず提示しなければなりません。

4. 在留カード交付後の手続き:

在留カード交付後も、いくつか手続きが必要です。

  • 住居地の届出: 日本に入国後14日以内に、市区町村の窓口で住居地の届出を行う必要があります。この手続きを行うことで、国民健康保険への加入や住民票の発行などが可能になります。
  • 銀行口座の開設: 日本での生活に必要な銀行口座を開設しましょう。
  • 国民健康保険への加入: 原則として、日本に3ヶ月以上滞在する外国人は国民健康保険に加入する必要があります。市区町村の窓口で手続きを行いましょう。

その他:

  • 日本の法律とマナー: 日本で生活する上で、日本の法律やマナーを守ることは非常に重要です。事前に学習しておきましょう。
  • 日本語の学習: 日本語を話せるほど、日本での生活はより快適になります。積極的に日本語を学習しましょう。
  • 相談窓口の活用: 日本での生活で困ったことがあれば、外国人向けの相談窓口を活用しましょう。

COEの取得は、日本での新しい生活の始まりです。しっかりと準備をして、充実した日本での生活を送りましょう!