180日ルールの起算日は?

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日本の滞在資格に関する180日ルールでは、過去1年間(次回入国日から遡って365日)の滞在日数が180日を超えていないかを審査します。例えば、9月1日から30日まで滞在するなら、前年の9月30日から1年間の滞在日数を計算します。この期間内の滞在日数が180日以内であれば問題ありません。 重要なのは、次回入国日を起点とした過去1年間の滞在日数です。

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日本の滞在資格における180日ルール:起算日の落とし穴と注意点

日本の滞在資格、特に短期滞在ビザや、それに準ずる無査証滞在を利用する際に必ず意識しなければならないのが「180日ルール」です。これは、過去1年間(入国予定日から遡って365日)の日本滞在日数が合計180日を超えてはならないという規則です。

しかし、このルールを理解する上で混乱しやすいのが「起算日」です。記事の冒頭にもあるように、起算日はあくまで「次回入国予定日」です。

例えば、あなたが2024年10月1日に日本に入国しようとしているとします。この場合、180日ルールの起算日は2024年10月1日となり、過去1年間、つまり2023年10月1日から2024年9月30日までの日本滞在日数が180日を超えていないかを確認する必要があります。

よくある誤解として、

  • 出国日を起算日と考える: これは間違いです。あくまで「入国予定日」が基準となります。
  • 直近1年間の滞在日数を単純計算する: これも不正確です。あくまで「入国予定日を起点とする過去1年間」を指します。

なぜ起算日を間違えると問題なのか?

起算日を誤ると、実際の滞在日数よりも少なく計算してしまい、入国審査で入国を拒否される可能性があります。特に、複数回にわたって日本を訪れている場合は、正確な計算が必要です。

180日ルールの計算方法

自身で計算する際は、正確な入出国記録を基に計算する必要があります。出入国記録は、パスポートに押されたスタンプや、出入国在留管理庁の出入国記録開示請求を通じて入手可能です。

最近では、オンラインで滞在日数を計算できるツールも存在します。これらのツールを活用することで、より簡単に計算できますが、最終的な確認は必ず自身で行うようにしましょう。

180日ルールに違反した場合

180日ルールに違反した場合、入国審査で入国を拒否される可能性が高くなります。また、不法滞在とみなされ、今後の日本入国が難しくなる可能性もあります。

180日ルールを回避する方法

もし、180日ルールの制限を超える滞在を希望する場合は、短期滞在ビザではなく、就労ビザや留学ビザなど、長期滞在が可能なビザの取得を検討する必要があります。

まとめ

180日ルールは、日本の滞在資格を維持するために非常に重要なルールです。特に起算日を正確に理解し、自身の滞在日数を正確に把握することが不可欠です。入国審査で問題が発生しないよう、入国前にしっかりと確認しておきましょう。もし不明な点がある場合は、専門家(弁護士、行政書士など)に相談することをおすすめします。