火事の通報の仕方は?

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火災を発見したら落ち着いて119番通報。まず「火事です」と告げ、次に場所(住所など)、燃えているものとその状況を詳しく説明し、最後にあなたの氏名と電話番号を伝えましょう。市内から電話が困難な場合は、ファックスやメールでの通報も可能です。迅速で正確な情報提供が、消火活動の迅速化に繋がります。

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火災を発見したら!119番通報の正しい手順と、落ち着いて行動するためのポイント

炎の勢いは想像以上に速く、あっという間に広がります。火災を発見した時、冷静さを保ち、迅速かつ正確に119番通報することは、あなた自身と周囲の人々の命、そして財産を守る上で非常に重要です。慌てずに、以下の手順を参考に落ち着いて行動しましょう。

1. 火災の確認と安全確保:

まず、本当に火災が発生しているのかを確認しましょう。煙や焦げ臭いにおい、炎など、五感を頼りに状況を把握します。火災を確認したら、自身の安全を最優先に考え、危険な場所には近づかないようにしてください。煙を吸い込まないように、低い姿勢で移動し、ハンカチやタオルなどで口と鼻を覆うのも有効です。可能な範囲で、周囲の人々にも火災発生を知らせ、避難を促しましょう。

2. 119番通報:

安全な場所に移動したら、速やかに119番通報します。携帯電話、公衆電話、自宅の電話など、利用できるものを使用しましょう。

3. 通報時の伝え方:

119番に繋がったら、落ち着いて、以下の情報を明確に伝えましょう。

  • 「火事です!」:まず、火災が発生していることをはっきりと伝えます。
  • 火災発生場所:住所はもちろん、建物名、階数、部屋番号など、できるだけ詳しく伝えましょう。目印になる建物や施設があれば、それも併せて伝えると、消防隊が現場に迅速に到着するのに役立ちます。例:「○○市○○区○○町1丁目2番3号、△△マンション5階、501号室です。近くに□□スーパーがあります。」
  • 燃えているものとその状況:何が燃えているのか(例:建物、車、ゴミなど)、炎の大きさや煙の量、延焼の状況などを具体的に説明します。例:「キッチンから出火し、炎は天井まで達しています。黒い煙が大量に出ています。隣の部屋にも燃え移りそうです。」
  • 逃げ遅れた人の有無:火災現場に逃げ遅れた人がいる場合は、その人数や居場所を伝えます。例:「2階に子どもが一人取り残されています!」
  • あなたの氏名と電話番号:最後に、あなたの氏名と電話番号を伝えましょう。消防隊から追加の情報が必要な場合、連絡がとれるようにしておくことが重要です。例:「私の名前は山田太郎、電話番号は090-XXXX-XXXXです。」

4. 通話が切れるまで待機:

全ての情報を伝え終わったら、消防隊員から「分かりました」と言われても、すぐに電話を切らず、指示があるまで待機しましょう。追加の質問や確認事項があるかもしれません。

5. 消防隊の到着を待つ:

通報後は、安全な場所で消防隊の到着を待ちましょう。消防車がスムーズに現場に到着できるよう、道路を空けておくなどの配慮も必要です。

その他の通報方法:

  • ファックス、メールでの通報:音声での通話が困難な場合、一部の地域ではファックスやメールでの119番通報が可能です。事前に各消防本部のウェブサイトなどで確認しておきましょう。ファックスやメールの場合は、上記の情報に加えて、通報者の氏名、住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレスを必ず明記してください。
  • NET119緊急通報システム:聴覚や音声に障がいのある方は、スマートフォンやタブレット端末から利用できる「NET119緊急通報システム」を利用することができます。事前に登録が必要なので、お住まいの自治体の消防本部へ問い合わせてください。

火災はいつ、どこで起こるか分かりません。日頃から火災予防に努めるとともに、119番通報の手順をしっかりと理解しておき、いざという時に落ち着いて行動できるように備えておきましょう。迅速で正確な情報提供が、人命救助と被害の軽減に大きく貢献します。