白地に青線の交通標識は何を意味するのでしょうか?

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白地に青い斜線が入った円形の標識は、規制の終了を示す補助標識です。主な標識の意味を補足し、例えば一方通行の標識と併用された場合、その一方通行の規制が「○○まで」の区間で終わることを示します。

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白地に青線、それは「規制解除」の合図

運転中、私たちは様々な交通標識を目にします。赤や黄色といった目立つ色を使った標識は、注意を喚起したり、危険を知らせたりする役割を担っていることが多いでしょう。しかし、白地に青い線という、比較的控えめな色使いの標識も、道路上では重要な役割を果たしています。

さて、ご質問にある「白地に青い斜線が入った円形の標識」ですが、これは規制の解除を示す補助標識です。単独で存在するのではなく、必ず他の規制標識と組み合わせて使用されます。

なぜ補助標識として使われるのか?

主な目的は、規制の範囲を明確にすることです。例えば、特定の場所や時間帯に適用される一方通行、駐車禁止、最高速度などの規制が、どこまで有効なのかを示すために用いられます。

具体的な例で見てみましょう

  • 一方通行の標識と組み合わされた場合:

    一方通行の標識の下に「○○m先まで」といった距離を示す補助標識とともに、白地に青い斜線の円形標識が設置されているとします。これは、「この一方通行規制は、○○m先で解除されます」という意味になります。○○m先からは、対面通行が可能になるというわけです。

  • 最高速度制限の標識と組み合わされた場合:

    最高速度制限の標識の下に、同じく距離を示す補助標識と、白地に青い斜線の円形標識が設置されている場合、その距離を過ぎると速度制限が解除され、別の速度制限(または法定速度)が適用されることを意味します。

注意すべき点

この標識は、あくまで「規制の解除」を示すものであり、新たな規制が始まるわけではありません。解除された後は、その場所の状況に応じた運転を心がける必要があります。周囲の交通状況、道路標識、道路標示などをよく確認し、安全運転に努めましょう。

まとめ

白地に青い斜線の円形標識は、見落としがちですが、規制の範囲を明確にし、安全な運転をサポートする重要な標識です。この標識を見かけた際には、それがどの規制標識と組み合わされているのか、そして規制がどこまで適用されるのかをしっかりと確認するようにしましょう。安全運転は、知識と注意から生まれます。