箸の使い方のNG集はありますか?

0 ビュー

箸のマナー違反として、料理に箸を突き刺す「さし箸」、箸で料理を漁る「探り箸」、箸を食器に渡すように置く「渡し箸」、そして箸先を揃える「そろえ箸」は厳禁です。これらの行為は、相手に不快感を与え、食事の場を台無しにする可能性があります。正しい箸使いを心がけ、円滑な会食を楽しみましょう。

コメント 0 好き

知っておきたい!箸使いNG集:お葬式だけじゃない、日常生活で避けたいタブー

食事の際に何気なく使っている箸。しかし、その使い方によっては、相手に不快感を与えたり、マナー違反とみなされたりすることがあります。インターネット上では、様々な箸使いのマナーが紹介されていますが、ここでは、特に日常生活で気をつけたいNG行為を、その理由とともに詳しく解説します。

1. 食べ物を串刺しにする「刺し箸」:

ご飯粒が上手く掴めない時や、どうしても食べにくい食材を食べる際に、ついやってしまいがちな「刺し箸」。しかし、これは絶対に避けたい行為です。なぜなら、食べ物に箸を突き刺す行為は、故人の冥福を祈る際に、ご飯に箸を立てる風習を連想させ、縁起が悪いとされるからです。また、食べ物を粗末に扱っているようにも見え、同席者に不快感を与えてしまう可能性があります。どうしても掴めない場合は、フォークやスプーンを借りるか、お店の人に相談しましょう。

2. お皿の上を掘り返す「探り箸」:

複数人で料理をシェアする際、自分の好きな具材だけを探して、お皿の上を箸でかき回す行為は、非常に不快感を与えます。まるでゴミ箱を漁るかのように見えるだけでなく、他の人が食べたいものを横取りしているようにも受け取られかねません。取り分け用の箸がない場合は、自分の箸の持ち手を使い、奥にある料理をそっと手前に移動させ、そこから取り分けるようにしましょう。

3. 箸を橋渡しする「渡し箸」:

食事の途中で箸を置く際、お皿や茶碗の上に箸を横に渡すように置く「渡し箸」。これは、「もう食事は終わりです」という意味を示すとされています。食事を中断する際や、まだ食べるつもりがある場合は、箸置きがあればそこに、なければお皿の端に添えるように置くのが正しいマナーです。

4. 箸先を無意味に揃える「そろえ箸」:

食事中に、何気なく箸先をトントンと揃える行為。これは、音が不快に感じられるだけでなく、料理や食器に傷をつけてしまう可能性もあります。また、神経質な印象を与え、周りの人にプレッシャーを感じさせてしまうこともあります。

5. 迷い箸・空箸:

どれを食べようか迷い、箸をあちこちの料理に近づけたり、一度掴んだ料理をやっぱり違うと戻したりする行為は「迷い箸」、または「空箸」と呼ばれます。これも、見た目が悪く、相手に不快感を与えます。

6. 涙箸:

箸の先から汁がポタポタと垂れる状態を「涙箸」と言います。これは、箸使いが下手なだけでなく、周りのものを汚してしまう可能性もあります。汁気の多い料理を食べる際は、受け皿を用意したり、箸を傾けすぎないように注意しましょう。

7. かき込み箸:

まるで犬食いのように、器に口を近づけて、箸で料理をかき込むように食べる行為は、非常に下品に見えます。特に、汁物を飲む際にやりがちですが、できるだけ避けるようにしましょう。

これらのNG箸使いは、知らず知らずのうちにやってしまっている可能性があります。普段から意識して正しい箸使いを心がけることで、よりスマートに、そして快適に食事を楽しむことができるでしょう。