産後の鮮血はいつまで出ますか?

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産後の悪露は、分娩直後2~3日は鮮血で量が多い状態が続きます。その後、4~7日程度は赤色で量が減り、生理程度の量になります。2~3週間後には褐色でさらに量が減少し、4週間以降は黄色クリーム状の少量になります。悪露の色と量の変化は、回復の目安となります。

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産後の鮮血: いつまで続くのか

出産後、母親の体は子宮内膜が剥がれることで大量出血を経験します。この出血は、産褥期に発生する悪露として知られています。

鮮血の期間

悪露は分娩直後から始まり、通常は以下の段階を経て変化します。

  • 鮮血期: 分娩直後2~3日は鮮血が多く出ます。これは、まだ子宮内膜が完全に剥がれていないためです。
  • 漿液性血様悪露: 4~7日目ごろから、悪露の色は鮮血から赤色に変化し、量も減少します。
  • 漿液性悪露: 2~3週間後から、悪露の色は褐色に変化し、さらに量が減少します。

出血量が減少するまで

通常、悪露は出産後2~4週間で出血量が大幅に減少します。ただし、個人差があり、完全に止まらない場合があります。

黄色クリーム状の悪露

4週間以降、悪露は黄色クリーム状になり、量も少なくなります。これは、子宮内の治癒プロセスが完了しつつあることを示します。

注意点

産後の鮮血の持続期間には個人差があります。出血量が非常に多い、悪臭がする、発熱がある場合は、感染症や他の合併症の兆候である可能性があるため、すぐに医師に相談してください。

衛生対策

悪露が続いている間は、衛生上の対策を講じることが重要です。

  • 清潔なナプキンを頻繁に交換する
  • 膣洗浄は避ける
  • シャワーは産褥期後から可能
  • 性行為は医師の許可が出るまで控え、その後もコンドームを使用する

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