産後 悪露 黄色 いつまで？

産後、悪露の色が黄色に変わると、「いつまで続くの？」「これで正常なの？」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、産後の黄色い悪露について、期間や注意点、病院へ行くべきサインなど詳しく解説していきます。

産後の悪露は、子宮内膜や胎盤などが剥がれ落ちたもの、血液、粘液などが混ざった分泌物です。出産直後は鮮血の赤い悪露（紅露）が見られますが、徐々に色が薄くなり、赤褐色（褐露）を経て、産後2～3週間目頃から黄色っぽい悪露（黄露）に変化します。

黄色い悪露は、子宮内膜の回復過程で排出される組織液や白血球などが含まれており、少し独特のにおいがあることもあります。個人差はありますが、黄色い悪露は通常、産後2～3週間から1ヶ月程度続きます。

この時期は子宮が収縮し、元の大きさに戻ろうとする過程にあるため、子宮収縮痛（後陣痛）を感じることがあります。特に授乳中は、母乳分泌を促すホルモンの影響で子宮収縮が強まり、痛みが増す場合もあります。無理をせず、体を休めるように心がけましょう。

黄色い悪露の期間には個人差があり、1ヶ月以上続く方もいれば、2週間程度で終わる方もいます。また、一度止まったように見えても、再び少量の出血や黄色いおりものが見られることもあります。これは、日常生活での活動量増加や、子宮の回復状況によるものです。

ただし、以下の症状が見られる場合は、感染症や子宮復古不全の可能性もあるため、早めに医師に相談しましょう。

• 黄色い悪露が1ヶ月以上続く
• 量が急に増える
• 悪臭を伴う
• 生理のような鮮血の出血がある
• 発熱や腹痛がある
• 倦怠感や食欲不振がある

産後の体はデリケートです。無理をせず、十分な休息と栄養を摂り、清潔を心がけることが大切です。シャワーは産後すぐに浴びることができますが、湯船につかるのは悪露が落ち着いてからにしましょう。また、産褥パッドはこまめに交換し、清潔を保ちましょう。

黄色い悪露は、子宮が回復に向かっているサインです。不安に感じることもあるかもしれませんが、上記のような症状がない限り、過度に心配する必要はありません。産後の体の変化をよく観察し、少しでも気になることがあれば、遠慮なく医師や助産師に相談しましょう。

最後に、産後は心身ともに負担がかかりやすい時期です。周囲のサポートを受けながら、ゆっくりと体を休め、育児を楽しんでください。 赤ちゃんの成長とともに、お母さんの体も少しずつ回復していきます。焦らず、自分のペースで過ごしましょう。そして、定期検診を必ず受診し、医師の指示に従うようにしてください。健やかな産後生活を送るために、正しい知識を持ち、適切なケアを心がけましょう。