パッシングで先に行くのは違反ですか?

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追い越し車線を執拗に走行し、前車に車間距離を詰め続ける行為は、安全運転義務違反(道交法70条)や車間距離不保持違反(道交法26条)に該当し、罰金等の罰則が科せられます。単なる追い越しではなく、危険な運転とみなされるため注意が必要です。
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パッシングで先に行くのは違反?~追い越し車線の正しい使い方~

高速道路を走っていると、追い越し車線を延々と走り続ける車を見かけることがありますよね。追い越しが終わったら走行車線に戻るのがルールなのに、一体なぜ…? と疑問に思ったことはありませんか? 実は、それ、道路交通法違反になる可能性があるんです!

今回は、「パッシングで先に行かせるのは違反?」という疑問を軸に、追い越し車線の正しい使い方について詳しく解説していきます。

追い越し車線を走り続けるのはNG!

道路交通法では、追い越しをする時以外は走行車線を走ることが義務付けられています(道交法20条)。追い越し車線はあくまで追い越しのための一時的な車線であり、追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻らなければなりません。

「パッシングされたから…」は言い訳にならない!

「後ろの車がパッシングしてきたから、追い越し車線を走り続けた」という言い訳は通用しません。パッシングはあくまで「追い越しをしたい」という意思表示であり、追い越しを強要するものではありません。パッシングされたからといって、追い越し車線を走り続けることは法規違反にあたります。

「車間距離を詰める」のもアウト!

追い越し車線を走り続けるだけでなく、前方の車に必要以上に車間距離を詰める行為も危険運転とみなされます。これは「車間距離不保持違反」(道交法26条)に該当し、罰金や違反点数の対象となります。

追い越し車線の誤った使用は重大な事故に繋がることも…

追い越し車線を正しく使わないと、以下のような危険な状況を引き起こす可能性があります。

  • 後方からの追突事故: 追い越し車線を走り続けることで、後続車の車間距離が詰まり、追突事故のリスクが高まります。
  • 渋滞の発生: 追い越し車線が塞がれることで、交通の流れが悪くなり、渋滞が発生しやすくなります。
  • 無理な車線変更による事故: 追い越し車線を塞がれた車が、無理な車線変更をして事故を起こす可能性があります。

安全運転のために、追い越し車線の正しい使い方を心がけましょう!

追い越し車線はあくまで追い越しのための一時的な車線です。追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻り、安全運転を心がけましょう。

ポイント

  • 追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻る
  • 後続車にパッシングされても、無理に速度を上げたり、追い越し車線を走り続けたりしない
  • 前方の車との車間距離を十分に保つ

これらのポイントをしっかり守って、安全で快適なドライブを楽しみましょう!