駐車違反で黄色い紙を貼ったら点数は引けますか？

駐車違反で黄色い紙、点数は大丈夫？ でも油断は禁物！

路上駐車、ついやってしまいがちですよね。特に初めて訪れる場所や、時間制限のある場所で、うっかり駐車禁止区域に停めてしまい、フロントガラスに黄色い紙…ドキッとしますよね。 この黄色い紙、正式には「放置車両確認標章」と言います。 そして、多くの方が気になるのが、「点数引かれるの？」という点でしょう。

ご安心ください。駐車違反でこの黄色い紙を貼られただけでは、違反点数は加算されません。 免許証の点数を気にしてドキドキする必要はありません。 また、すぐに警察署に出頭する必要もありません。

ただし、点数がないからと言って軽く見てはいけません。黄色い紙は、あなたが駐車違反をしたという事実を証明するものです。 この後、必ず「放置違反金納付命令書」というものが郵送されてきます。 この納付書には、違反の内容と、支払うべき反則金（放置違反金）の金額が記載されています。

確認標章を剥がして、納付書を待つだけで手続き完了、と考えている方もいるかもしれませんが、放置違反金を納付することが非常に重要です。 納付しなければ、督促状が届き、最終的には車両の使用者を特定するための調査が行われ、裁判所からの呼び出しを受ける可能性もあります。 そこまで行くと、時間もお金も大幅にロスしてしまいます。

放置違反金は、駐車禁止の場所や時間帯、車種などによって金額が異なります。 一般的には普通車で15,000円～18,000円程度です。 決して安い金額ではありません。

また、放置違反金を滞納すると、車検を受ける際に支障が出る場合もあります。 車検時に未納の放置違反金があると、車検証の交付が受けられず、車検を通すことができません。

黄色い紙を貼られたら、以下の手順で対応しましょう。

1. 確認標章の内容を確認する: 違反の内容（駐車禁止場所、日時など）を確認しましょう。
2. 納付書を待つ: 数週間以内に「放置違反金納付命令書」が郵送されてきます。
3. 放置違反金を納付する: 指定された期限内に、コンビニエンスストアや金融機関などで納付しましょう。 オンラインでの支払いも可能です。

駐車違反を繰り返さないために

駐車違反は、交通の流れを阻害し、他のドライバーや歩行者の迷惑になるだけでなく、事故につながる危険性もあります。 駐車違反を繰り返さないためには、以下の点に注意しましょう。

• 駐車禁止場所をしっかり確認する: 道路標識や路面標示をよく見て、駐車禁止場所でないことを確認しましょう。 特に時間帯によって規制が変わる場所もあるので注意が必要です。
• 駐車場を利用する: 目的地周辺に駐車場があれば、積極的に利用しましょう。 少しお金がかかっても、駐車違反で反則金を支払うよりは安上がりです。
• 時間に余裕を持つ: 時間に余裕を持って出発し、駐車場所を探す時間を確保しましょう。 焦って駐車すると、つい駐車禁止場所に停めてしまう可能性が高くなります。

黄色い紙は、単なる警告ではありません。 交通ルールを守り、安全運転を心がけましょう。 少しの注意で、不要なトラブルを避けることができます。

最後に、もう一度強調しておきます。 黄色い紙を貼られても点数は引かれませんが、放置違反金を納付しなければ、大きなペナルティを受ける可能性があります。 必ず納付期限を守って納付しましょう。