高速道路を途中で降りると料金はどうなる?

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高速道路の「道の駅」利用で一旦降りて再入場する場合、初乗り料金が再び発生します。連続利用とみなされず、新たな料金が発生する仕組みです。

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高速道路を途中で降りると料金はどうなる?:巧妙な料金体系と賢い利用術

高速道路を利用する際、気になるのが料金。特に、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)だけでなく、一般道に接続された「道の駅」などを利用するために、高速道路を一時的に降りた場合の料金体系は、意外と複雑です。多くの人が「ちょっと休憩するだけなのに、また料金がかかるの?」と疑問に思うのではないでしょうか。

結論から言うと、基本的に、高速道路を一旦降りてしまうと、降りたインターチェンジ(IC)から再び高速道路に乗ったICまでの料金が新たに発生します。 これは、たとえ降りた先が道の駅のような休憩施設であっても同様です。記事冒頭にもあるように、高速道路の利用は「連続利用」とはみなされず、新たな区間として料金が計算されるためです。

しかし、なぜこのような仕組みになっているのでしょうか? その理由の一つとして、高速道路は特定の区間を利用するための対価を支払うシステムであるという点が挙げられます。高速道路会社は、各IC間を利用する車両の数を把握し、それに基づいて料金を算出しています。途中で一旦降りるということは、その区間の利用を中断したとみなされるため、新たな利用として計算されるのです。

では、少しでも料金を抑えるための賢い利用術はないのでしょうか? いくつか対策を考えてみましょう。

  • 降りる前に目的地までの料金を確認する: 高速道路に乗る前に、利用する区間の料金を調べておくことは重要です。NEXCO各社のウェブサイトや、ナビゲーションアプリなどで簡単に調べることができます。もし、目的地まで数百円程度の料金で到着できる場合、無理に途中で降りずに、次のSA/PAまで我慢する方が、結果的に安上がりになることもあります。
  • SA/PAを有効活用する: 高速道路には、SAやPAが充実しています。トイレ休憩だけでなく、食事やお土産の購入も可能です。SA/PAは高速道路の一部として扱われるため、料金は変わりません。道の駅に魅力を感じるかもしれませんが、SA/PAで済ませられる用事であれば、そちらを利用するのが賢明です。
  • ETC割引を活用する: ETCカードを利用することで、時間帯や曜日によって割引が適用される場合があります。深夜割引や休日割引など、様々な割引制度があるので、事前に確認しておきましょう。これらの割引を組み合わせることで、料金を大幅に節約できる可能性があります。
  • スマートICの活用(場合による): スマートICは、ETC専用のICで、SA/PAに併設されていることが多いです。一部のスマートICでは、一旦高速道路を降りて休憩し、再度乗り直しても、同じSA/PAに戻る場合に限り、連続走行として扱われる特例措置があります。ただし、これはごく一部のICに限られるため、事前に確認が必要です。

高速道路の料金体系は複雑ですが、少しの知識と工夫で料金を抑えることができます。計画的な運転と情報収集を心掛けて、賢く高速道路を利用しましょう。