救急受診の7700円とはどういう意味ですか？

救急受診7,700円とは？

救急受診時に徴収される7,700円の費用は、「選定療養費」制度によるものです。この制度は、軽症患者が安易に大病院の救急外来を受診することを防ぎ、医療資源を適正に活用することを目的としています。

適用条件

7,700円の選定療養費は、以下の条件を満たす場合に適用されます。

• 緊急性がない
• 紹介状がない

適用されない場合

以下の場合は、7,700円の選定療養費は適用されません。

• 心臓発作や脳卒中などの緊急性がある場合
• かかりつけ医からの紹介状がある場合

目的

この制度の目的は次のとおりです。

• 軽症患者の大病院集中を防ぐ: 軽症患者が安易に大病院の救急外来を受診すると、より重篤な患者の治療が遅れる可能性があります。
• 医療資源の適正化: 大病院の救急外来は限られた資源であり、軽症患者で過剰に使用されるのを防ぐことで、より必要な患者に適切な医療が提供できます。
• 自己負担の増加: 7,700円の費用を自己負担することで、軽症患者の救急外来利用を抑制し、医療費の適正化を図ります。

この制度は、医療資源の適正な活用と、より重篤な患者の治療の確保に役立っています。ただし、緊急性がある場合や紹介状がある場合は、躊躇なく救急外来を受診することが重要です。