日本で1番獲れている魚は何ですか?

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日本で最も多く水揚げされる魚はイワシ類です。平成18年の漁獲量は全国で約573万トンに達し、その中でイワシはサバ、イカを抑えてトップの座を獲得しました。

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日本で一番獲れている魚:食卓を支える小さな立役者、イワシの魅力

日本の食卓に欠かせない魚の一つ、イワシ。焼き魚、煮物、揚げ物、刺身…と、その調理法は多岐に渡り、私たち日本人の食文化に深く根付いています。では、実際に日本で一番獲れている魚は何でしょうか?それは、ズバリ イワシ です。

「え、イワシが一番?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。マグロやサーモンといった華やかなイメージの魚を想像される方が多いでしょう。しかし、実際に漁獲量を見てみると、イワシが圧倒的な数字を誇っているのです。平成18年には約573万トンものイワシが水揚げされ、サバやイカといった人気の魚を大きく引き離し、トップに輝きました。

では、なぜイワシがこんなにも多く獲れるのでしょうか?

  • 豊富な資源量: イワシは繁殖力が非常に高く、一度に大量の卵を産みます。そのため、資源量が比較的安定しており、継続的に漁獲することが可能です。
  • 回遊魚であること: イワシは広い海域を回遊するため、日本の沿岸にも広く分布しています。これにより、様々な地域で漁獲することができ、安定的な供給につながっています。
  • 食生活の変化: 近年、健康志向の高まりから、イワシに含まれるDHAやEPAといった栄養価の高い成分に注目が集まっています。そのため、需要も高まり、漁獲量も安定していると考えられます。

イワシと一口に言っても、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシなど、様々な種類が存在します。それぞれに味や特徴が異なり、調理法によって様々な表情を見せてくれます。例えば、マイワシは脂がのっていて、刺身や塩焼きに最適です。カタクチイワシは煮干しやアンチョビなどの加工品によく使われ、ウルメイワシは干物として親しまれています。

食卓を支える縁の下の力持ち、イワシ。地味なイメージがあるかもしれませんが、その栄養価の高さや豊富な資源量、そして多様な調理法を通して、私たちの食生活に大きく貢献しているのです。

今晩のおかずは、イワシ料理にしてみませんか?きっと、その美味しさと奥深さに改めて気付かされるはずです。そして、その小さな魚が、日本の食卓を支える大きな存在であることを思い出してみてください。