袱紗はどのように渡すのですか?

9 ビュー
挟むタイプの袱紗は、お祝い事では時計回りに180度回転させ、相手が文字を読める向きで両手で渡します。お悔やみの場合は、左右が逆になり、反時計回りに180度回転させて渡します。いずれの場合も、お祝いの言葉やお悔やみの言葉を添えましょう。
コメント 0 好き

袱紗の渡し方:心と心を繋ぐ、丁寧な作法

袱紗は、贈り物を包むだけでなく、贈る人の心意気を伝える大切なアイテムです。ただ包むだけでなく、その渡し方にも意味と作法が込められています。袱紗の正しい渡し方を理解することで、贈る相手への敬意と感謝の気持ちをより一層深めることができます。

1. 挟むタイプの袱紗:お祝い事と弔事の違い

挟むタイプの袱紗は、お祝い事と弔事では、回転方向が異なります。

  • お祝い事の場合: 袱紗を時計回りに180度回転させ、相手が文字を読める向きで両手で渡します。
  • 弔事の場合: 袱紗を反時計回りに180度回転させ、相手が文字を読める向きで両手で渡します。

この回転方向の違いは、贈り物の受け渡しに込められた意味を表しています。お祝い事では、贈り物が「開く」ように、弔事では「閉じる」ように回転させることで、それぞれの場にふさわしい気持ちを表すのです。

2. 袱紗を渡す際のポイント

袱紗を渡す際には、以下の点に注意しましょう。

  • 両手で渡す: 袱紗は、贈り物を包むだけでなく、贈る人の心を表すものです。両手で渡すことで、相手への敬意と感謝の気持ちを伝えます。
  • 相手が受け取りやすいように: 袱紗を差し出す際、相手が受け取りやすいように、少し角度をつけて差し出すのがおすすめです。
  • 言葉添える: 袱紗を渡す際に、贈り物の説明や、お祝いの言葉、お悔やみの言葉を添えましょう。

3. 袱紗を渡す時の心構え

袱紗の渡し方は、単なる作法ではありません。贈る相手への気持ちを伝えるための大切な行為です。

  • 相手への感謝の気持ちを込めて: 袱紗を渡す際には、相手への感謝の気持ちを込めて、丁寧に、そして心を込めて渡しましょう。
  • 贈り物の意味を理解して: 袱紗に包まれた贈り物が、相手にとってどのような意味を持つのか、贈り物の意味を理解した上で渡すようにしましょう。
  • 気持ちよく受け取ってもらえるように: 袱紗の渡し方一つで、相手への印象が変わります。気持ちよく受け取ってもらえるように、丁寧な心遣いを忘れずに。

袱紗は、贈り物を包むだけでなく、贈る人の思いを伝える大切なツールです。正しい作法を理解し、心からの気持ちと共に、贈り物を届けましょう。