「夫れ」の読み方と意味は？

「夫れ」の読み方と意味

「夫れ」は古語で、「それそれ」と読みます。それぞれのという意味を持ち、複数のものを個々に指し示して強調するニュアンスで使われます。

表記

「夫れ」は「其れ其れ」とも表記されます。

用法

「夫れ」は以下のような場合に使用されます。

• 複数のものを個々に指し示す場合
• 特定のものを強調する場合
• 叙事文や説明文の冒頭で、叙述の対象を提示する場合

現代語での使用

現代日本語では、「夫れ」はあまり使われなくなりました。代わりに、「それそれ」や「それぞれ」などの同義語が使われます。

例文

• 古語

  「夫れ、山川は国の宝なり、民は国の本なり。」
  （山川は国の宝であり、民は国の基盤である。）

• 現代語

  「それぞれ、好きな色を選んでください。」
  （それぞれが好きな色を選んでください。）

類義語

• それそれ
• それぞれ
• 個々
• 一つ一つ
• それぞれに