日本一急勾配の国道はどこですか?

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日本一急勾配の国道は、大阪と奈良を結ぶ国道308号の暗峠です。標高差が約300メートルで、最大勾配が21%に達する関西屈指の難所として知られています。

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日本一急勾配の国道

日本には、山岳地帯を縫うように通る数多くの国道が存在します。その中でも、最大級の勾配を誇るのが国道308号です。

国道308号とは

国道308号は、大阪府大阪市と奈良県生駒市を結ぶ一般国道です。大阪市の北区からスタートし、生駒山地を越えて奈良県へ至ります。

暗峠の急勾配

国道308号で最も有名な区間が、大阪府と奈良県の県境付近にある「暗峠」です。暗峠は、標高差約300メートルの急勾配で知られています。最大勾配は実に21%に達し、日本一急勾配の国道という称号を得ています。

車の難所

この急勾配は、車にとって非常に難所です。エンジンへの負担が大きく、発進や登坂に苦労することが少なくありません。そのため、暗峠には勾配を緩和するためのジグザグ道路が設けられています。

徒歩での通行も可能

急勾配ではありますが、暗峠は徒歩でも通行可能です。ハイキングコースが整備されており、頂上からは大阪平野や生駒山系の絶景を楽しむことができます。

暗峠の由来

暗峠という名前の由来は諸説ありますが、一説によると、峠付近が鬱蒼とした杉林に覆われていたことから、「闇峠」と呼ばれていたのが転訛したとされています。

観光地としても有名

暗峠は、その急勾配だけでなく、歴史的にも重要な場所として知られています。江戸時代には、大阪と奈良を結ぶ重要な街道であり、現在も当時の石畳が残されています。また、峠付近には「暗越奈良街道資料館」があり、暗峠の歴史や文化を学ぶことができます。

ドライブやハイキングに

日本一急勾配の国道308号は、ドライブやハイキングの目的地として最適です。急勾配のドライブを体験したり、頂上から絶景を眺めたりと、思い出に残る旅が楽しめるでしょう。