確定申告でiDeCoの過去分を申告できなかった場合、還付?

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確定申告で過去5年分までのiDeCoの控除をさかのぼって申告することで、払いすぎた税金の還付を受けられます。遅延による還付金の減額はありません。

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iDeCoの過去分の控除を申告できなかった場合の還付

確定申告において、iDeCo(個人型確定拠出年金)の過去分を申告できなかった場合でも、還付を受けることができます。

申告期限

iDeCoの過去分の控除を申告できる期間は、確定申告の5年前までです。ただし、たとえば2023年の確定申告であれば、遅くとも2018年から2022年までの控除を申告できます。

還付金の減額なし

過去分の控除を申告することによって還付される税金には、遅延による減額はありません。つまり、申告が遅れても、全額の還付を受けることができます。

申告方法

過去分のiDeCo控除を申告するには、確定申告書の「青色申告用所得税確定申告書」または「白色申告用所得税確定申告書」の「特別控除の申告」欄に、以下の項目を記入します。

  • 所得控除欄:イ(iDeCo)
  • 控除対象額:申告したい控除額
  • 申告年分:2021年分など

また、過去分のiDeCo控除を申告するための書類として、「iDeCo掛金領収証書」または「iDeCo控除証明書」が必要になります。これらの書類は、加入している金融機関から入手できます。

注意点

過去分のiDeCo控除を申告する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 確定申告書に添付するiDeCo控除の書類は、原本ではなくコピーでも構いません。
  • 還付金は、確定申告書を提出してから数週間から数ヶ月後に指定の口座に振り込まれます。
  • 還付金は所得税だけでなく、住民税も含まれます。

まとめ

iDeCoの過去分の控除を申告できなかった場合でも、還付を受けることができます。確定申告書の提出期限は毎年3月15日ですが、過去分の控除は5年前まで遡って申告できます。申告することによって還付される税金には減額がなく、全額を受け取ることができます。申告には「iDeCo掛金領収証書」または「iDeCo控除証明書」が必要になります。