とんでもないですととんでもございませんのどっちが正しいですか？

どちらが正しい？「とんでもない」VS「とんでもございません」

「とんでもない」と「とんでもございません」はどちらも「非常にすごい」「大したことではない」などの意味を表す表現ですが、ニュアンスがわずかに異なります。

「とんでもない」

• 意味： 非常にすごい、大した
• 印象： やや誇張した印象。相手の発言の内容を否定したり、軽視したりする場合に用いられることも。

「とんでもございません」

• 意味： 大したことではありません、お気に召さなくて申し訳ありません
• 印象： 謙虚で礼儀正しい印象。相手への感謝や敬意を表現する際に用いられることが多い。

適切な表現の選び方

どちらの表現を使うかは、相手や状況によって異なります。

「とんでもない」が適切な場合

• 相手の発言を強調したいとき
• 驚いたり、感心したとき

「とんでもございません」が適切な場合

• 謙虚さを伝えたいとき
• 相手に感謝を表したいとき
• 相手の発言が過剰に思えるときに控えめに否定したいとき

例

• 「とんでもない」
  • 「あなたのプレゼンはとんでもなかったですね！」（称賛）
  • 「そんなことありません。とんでもないですよ」（否定）
• 「とんでもございません」
  • 「お褒めいただき、ありがとうございます。とんでもございません」（感謝）
  • 「ご心配いただきありがとうございます。とんでもございません」（控えめな否定）

適切な表現を使用することで、礼儀正しく思いやりに満ちたコミュニケーションを図ることができます。