マイナンバーカードの更新手続きをしないとどうなる?

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マイナンバーカードの有効期限切れは、身分証明書としての利用不可、e-Taxなどのオンライン手続きやコンビニ交付サービスの利用停止に繋がります。健康保険証としての利用もできなくなるため、更新手続きを推奨します。更新手続きには手数料はかかりません。

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マイナンバーカードの更新手続きをしないとどうなる? 期限切れで困ること、意外と知らない落とし穴

マイナンバーカード。財布やカードケースに眠らせている方も多いのではないでしょうか?実はこのカード、有効期限があることをご存知ですか?交付日から10回目の誕生日(18歳未満の場合は5回目の誕生日)までが有効期限となっており、期限が切れると様々なサービスが利用できなくなってしまうのです。今回は、マイナンバーカードの更新手続きを怠るとどうなるのか、その影響と対処法について詳しく解説します。

まず、最も大きな影響は身分証明書としての機能が失われることです。運転免許証を持っていない方にとっては、マイナンバーカードが唯一の顔写真付き公的証明書という場合も多いでしょう。期限切れのカードは、銀行口座開設や携帯電話の契約、ホテルへの宿泊など、様々な場面で身分証明として利用できなくなります。急な手続きが必要になった際に、慌てることのないよう、有効期限は常に確認しておきましょう。

次に、行政手続きのオンライン化による恩恵を受けられなくなる点も大きなデメリットです。e-Taxを利用した確定申告や、住民票の写しなどのコンビニ交付サービスは、マイナンバーカードと読み取り機器があれば自宅や近くのコンビニで手軽に行えます。しかし、カードが期限切れになるとこれらのサービスは一切利用できなくなり、従来のように窓口へ出向く必要が生じます。時間と手間を考えると、更新手続きを済ませておくメリットは大きいと言えるでしょう。

そして、2023年春から本格導入された健康保険証としての機能も停止します。マイナンバーカードを健康保険証として利用登録している場合、期限切れによって医療機関での受診時に保険証として使えなくなります。資格確認書や従来の健康保険証が必要になるため、事前に準備しておかなければなりません。スムーズな受診のためにも、更新手続きは忘れずに行いましょう。

さらに、マイナンバーカードと紐づけた各種割引やポイント付与サービスも受けられなくなる可能性があります。自治体によっては、マイナンバーカードの提示で公共施設の利用料が割引されるなどのサービスを提供しています。また、マイナポイント事業のように、国が主導するポイント還元キャンペーンも実施されています。これらの特典を受け続けるためには、有効期限内のマイナンバーカードが必要です。

では、期限切れに気づかず更新手続きを忘れてしまったらどうすれば良いのでしょうか?安心してください。更新手続き自体は無料で行えます。最寄りの市区町村窓口、またはオンラインで申請が可能です。ただし、更新カードの受け取りには一定の期間が必要となるため、余裕を持って手続きを行うことをお勧めします。

更新手続きには、有効期限が切れる3ヶ月前から通知カードが送付されます。この通知カードをよく確認し、忘れずに手続きを行いましょう。また、マイナンバーカード総合サイトやアプリで有効期限を確認することも可能です。日頃から意識して確認することで、期限切れによるトラブルを未然に防ぐことができます。

最後に、マイナンバーカードの更新手続きは面倒に感じるかもしれませんが、そのメリットは計り知れません。身分証明書としての利用、行政手続きのオンライン化、健康保険証としての機能など、私たちの生活に深く関わっています。快適で便利な生活を送るためにも、マイナンバーカードの有効期限を意識し、適切な更新手続きを行いましょう。