救急車を呼んでほしい症状は？

救急車を呼んでほしい深刻な症状

医療緊急事態が発生した場合、迅速な処置が不可欠です。以下の症状が発生した場合、ためらわずに救急車を呼びましょう。

心臓関連の症状:

• 胸や背中の突然の激しい痛み（15分以上持続する）
• 胸の中央の締め付け感や圧迫感が2～3分以上続く
• 痛みの場所が移動する（頸、顎、腕、背中など）
• 息切れや呼吸困難
• 吐き気、嘔吐、冷や汗
• めまい、失神

呼吸器系の症状:

• 突然の息切れまたは呼吸困難
• 喘鳴やゼーゼー音
• 唇や爪のチアノーゼ（青紫色）
• 意識の混濁または錯乱

脳卒中またはTIA（一時的な脳虚血発作）の症状:

• 片側の腕または脚の突然の脱力または麻痺
• 顔の片側のまひ
• 片方の目で物が二重に見える
• 言葉の不明瞭さまたは理解の困難
• 突然のバランスや協調性の問題

その他の深刻な症状:

• 突然の激しい頭痛
• 発作（けいれん）
• 外傷後の意識喪失
• 大量の出血が止まらない
• 重度のやけど
• 急性の腹部痛（腹全体または部分的に）
• 幻覚または妄想

疑わしい場合の対応:

上記の症状が少しでも疑われる場合は、すぐに救急車を呼びましょう。医療の専門家が適切な評価や処置を実施します。迷ったり躊躇したりしていると、重大な結果につながる可能性があります。

救急車を呼ぶときは、以下の情報を伝えることが重要です。

• 症状の性質
• 症状が出始めた時刻
• 患者さんの年齢と性別
• 患者さんの現在の場所と電話番号

緊急事態が発生したら、落ち着いて行動し、迅速に対処しましょう。救急車を呼ぶことが、患者の救命や健康状態の改善の鍵となる場合があります。