119番通報で何を話せばいいですか?

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火災や急病など緊急事態発生時は、落ち着いて119番に通報しましょう。「救急です」と告げ、要救助者の場所(正確な住所)、症状、年齢、意識状態などを簡潔に伝え、救急車の要請を明確に伝えましょう。 状況説明は、質問に答えるように、要点を絞って迅速に行いましょう。
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119番通報、落ち着いて的確に伝えるコツ

緊急事態が発生し、119番に通報する必要がある場合、落ち着いて正確な情報を伝えることが、迅速な対応と救助につながります。火災、急病、交通事故など、様々な状況に対応するため、通報の際に心がけるべきポイントを、具体的に解説します。

まず、最も重要なのは「落ち着く」ことです。パニックに陥ると、正確な情報が伝えられず、大切な時間を無駄にしてしまう可能性があります。深呼吸をしたり、状況を整理する時間を少しとったりすることで、冷静さを保ちましょう。

通報を開始する前に、自分が何に困っているのか、誰を助けなければならないのかを明確に認識することが大切です。例えば、火災であれば、火災の規模、燃えている場所、煙の状況、建物の構造などを把握します。急病の場合、患者さんの症状、意識レベル、呼吸状態、服用している薬などを把握します。

次に、119番に電話をかけたら、最初に「救急です」と明確に伝えましょう。これは、通報者が緊急事態であることを伝える重要な第一歩です。その後、救助が必要な方の場所(正確な住所)を伝えましょう。「〇〇市〇〇区〇〇丁目〇〇番地」のように、できるだけ正確な住所を伝えることが重要です。

住所が不明瞭な場合は、近隣の目印となる場所や、地図アプリでの位置情報共有など、具体的な情報を提供することで、救急隊の到着時間を短縮できます。

症状や年齢、意識状態を簡潔に伝えましょう。「呼吸が浅くなっています」「意識がもうろうとしています」「30代男性、胸痛で倒れています」など、簡潔で具体的かつ必要な情報を伝えましょう。「熱っぽい」「ちょっと具合が悪い」といった漠然とした表現は避け、具体的な症状を伝えられるようにしましょう。

「119番です。〇〇市〇〇区〇〇丁目〇〇番地で、意識不明の男性がいます。年齢は50歳です。呼吸が浅く、脈が弱くなっています。」といったように、状況を箇条書きのように整理して伝えることで、救急隊は迅速に状況を把握し、対応できます。

また、同時に救急隊が到着するまでの間に、できることを伝えましょう。例えば、「現在、心肺蘇生を行っています」「AEDを準備しました」といった状況を伝えれば、救急隊はそれに合わせた対応をとることができます。

通報中は、救急隊員からの指示に従い、指示された通りの行動を迅速に行いましょう。「〇〇の方を、救助車のドアの方へお連れください」「煙の発生源から離れてください」など、救急隊員から指示があったら、従うことが重要です。

状況説明は、質問に答えるように、要点を絞って迅速に行いましょう。「状況は?」「現在どのような状態ですか?」という問いかけに対し、明確に答えるようにしましょう。質問に答えることで、救急隊員は迅速な判断を下し、対応することができます。

通報中に落ち着いていられない場合でも、冷静さを保ち、正確な情報を伝え続ける努力が必要です。状況が複雑で、全てを伝えることが難しければ、「状況が複雑で、詳しい情報をお伝えするのが難しいため、出来るだけ詳細に説明させていただきます」と伝えるのも有効な方法です。

119番通報は、緊急事態において命を守るための重要な手続きです。落ち着いて、正確な情報を伝え、迅速な救助を呼び込むため、上記のポイントを心に留め、実践しましょう。