119番通報の手順は?

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119番通報の手順:

  1. 冷静かつ簡潔に話す
  2. 発生場所と状況を伝える
  3. 負傷者の有無と人数を伝える
  4. 通報者の氏名と連絡先を伝える
  5. 状況の変化があれば119番に再度連絡する
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いざという時のために:119番通報、冷静な行動が命を救う

緊急事態に直面した時、誰もがパニックに陥りやすいものです。しかし、119番への通報は、人命に関わる重要な第一歩。冷静かつ的確な情報伝達が、迅速な救助活動につながります。この記事では、119番通報の際、混乱せずに必要な情報を伝えられるように、より具体的な手順と注意点を解説します。

1. 落ち着いて、深呼吸。まず何をすべきか

119番に電話をかける前に、まず深呼吸をして落ち着きましょう。次に、周囲の安全を確保することが最優先です。火災の場合は、延焼の危険がないか確認し、安全な場所に避難してから通報しましょう。事故の場合は、二次災害を防ぐために、ハザードランプを点灯させるなど、周囲に注意を促す措置を講じることが重要です。

2. 繋がったら落ち着いて話す:伝え方のポイント

119番に電話が繋がると、オペレーターが状況を尋ねてきます。焦らず、落ち着いて、以下の情報を明確に伝えましょう。

  • 火事か救急か: まず、どちらの緊急事態であるかを明確に伝えましょう。「火事です!」または「救急です!」と最初に伝えることで、オペレーターは適切な対応を迅速に進めることができます。

  • 発生場所: 住所だけでなく、目標となる建物や交差点など、具体的な場所を伝えましょう。例えば、「〇〇交差点の近くの〇〇病院の裏手です」のように、誰にでもわかるように説明することが重要です。住所が不明な場合は、スマートフォンのGPS機能を利用して位置情報を伝えたり、近くの建物や看板などを頼りに説明することも可能です。

  • 状況: 具体的に何が起こっているのかを詳細に伝えましょう。火災であれば、「〇〇が燃えています。煙が激しく上がっています」のように、火の勢いや煙の状態を具体的に伝えます。救急であれば、「〇〇さんが倒れています。意識がありません」のように、症状や状態を具体的に伝えます。

  • 負傷者の有無と人数、状態: 負傷者の有無は救助隊の派遣規模に影響します。負傷者がいる場合は、人数だけでなく、容態も伝えましょう。「意識がない」「呼吸が苦しそう」「出血している」など、具体的な症状を伝えることが大切です。

  • 通報者の情報: 氏名、電話番号を正確に伝えましょう。万が一、場所が特定できない場合や、状況確認が必要な場合に、オペレーターから連絡がくることがあります。

3. オペレーターからの質問には、的確に答える

オペレーターは、状況を把握するために様々な質問をしてきます。落ち着いて、的確に答えましょう。オペレーターの指示に従い、必要な処置を行うようにしましょう。例えば、救急の場合、心肺蘇生法の手順を教えてくれることがあります。

4. 通報後も油断せずに:状況変化に注意

通報後も、状況の変化に注意を払いましょう。火災の場合は、延焼の拡大や煙の充満などに注意し、必要であれば避難場所を変更しましょう。救急の場合は、負傷者の容態が悪化していないか確認し、変化があれば119番に再度連絡しましょう。

5. 再度連絡が必要な場合:状況変化を伝える

通報後に状況が変化した場合(火災の延焼拡大、負傷者の容態悪化など)は、速やかに119番に再度連絡し、状況を伝えましょう。これにより、救助隊は最新の状況を把握し、より適切な対応をとることができます。

緊急事態は、いつ、誰に起こるかわかりません。この記事を参考に、いざという時に備えて、119番通報の手順をしっかりと理解しておきましょう。