体温が35.5°Cだとどうなるのか？

体温35.5℃：低体温症の初期段階

体温が35.5℃まで下がると、低体温症の初期段階に突入する可能性があります。この体温では、まだ自覚症状がない場合がありますが、倦怠感や集中力の低下が現れることがあります。

低体温症の進行

体温がさらに低下すると、低体温症の症状が顕著に現れてきます。震え、意識朦朧、呼吸の浅化、脈拍の低下などが起こります。体温が32℃以下に低下すると、生命に関わる危険性が高くなります。

原因

低体温症は、寒さへのさらされすぎや、体が熱をうまく産生できない状態が続いたときに起こります。高齢者、乳幼児、慢性疾患を抱える人などは、低体温症のリスクが高いです。

対策

体温が35.5℃に下がった場合は、すぐに保温対策をとりましょう。暖かい服装を着たり、毛布に包まったりして、体温を上げる必要があります。水分を十分に補給することも重要です。

医療機関への受診

保温対策をとっても体温がなかなか上がらない場合や、震えや意識障害などの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。低体温症は、適切な治療を受けなければ命に関わる危険があります。

予防

低体温症を予防するには、以下のような対策が有効です。

• 寒いときは暖かい服装をする。
• 屋外では特に、長時間寒さにさらされないようにする。
• 高齢者や乳幼児には特に注意する。
• 慢性疾患を抱える人は、医師の指示に従う。

体温が35.5℃に下がった際は、初期段階の低体温症である可能性があります。倦怠感や集中力の低下などの症状が現れている場合は、すぐに保温対策をとり、必要に応じて医療機関を受診しましょう。低体温症は適切に対処すれば予防・治療が可能です。