イータックスで申告した場合、添付書類はどうすればいいですか？

e-Taxで申告後、添付書類はどうやって提出する？：よくある疑問と具体的な方法、郵送からe-Tax送信まで

確定申告でe-Taxを利用するのは便利ですが、医療費控除や寄付金控除など、添付書類が必要なケースはどうすればいいのでしょうか？e-Taxで申告を済ませた後、添付書類を提出する方法はいくつかあり、状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。この記事では、よくある疑問点に答えつつ、具体的な提出方法を分かりやすく解説します。

よくある疑問

• e-Taxで申告したのに、なぜ紙の書類が必要なの？

e-Taxは申告内容を電子的に送信するシステムですが、申告内容を裏付ける書類（領収書など）は原本ではなくても、控えを保存しておく必要があります。税務調査が入った場合、これらの書類の提出を求められる可能性があるためです。特に、医療費控除や寄付金控除などは、控除を受けるための要件を満たしているかを確認するために、添付書類の提出が求められるケースが多いです。

• 添付書類は必ず送付しないといけないの？

e-Taxで申告しただけでは、添付書類は税務署に届いていません。求められた場合は速やかに提出する必要があります。提出を求められない場合でも、税務調査が入った際に提示を求められる可能性があるため、大切に保管しておきましょう。

• 提出期限はいつまで？

確定申告書の提出期限と同じです。ただし、税務署から提出を求められた場合は、指定された期限までに提出する必要があります。

添付書類の提出方法

大きく分けて、以下の３つの方法があります。

1. 郵送で提出

   最も一般的な方法です。e-Taxで申告を完了すると、「申告書等送信票（兼送付書）」が表示されます。これを印刷し、必要事項を記入の上、添付書類と一緒に税務署へ郵送します。送付状をつけることで、書類の紛失を防ぎ、処理がスムーズになります。控えを保管するため、送付前にコピーを取っておくことをおすすめします。

2. e-Taxで送信（特定の書類のみ）

   一部の添付書類は、e-Taxで送信できます。具体的には、医療費控除の明細書や寄付金控除の受領証明書など、スキャナで取り込める書類が対象です。e-Taxソフトまたはウェブサイト上で、該当の書類を選択し、スキャンした画像データをアップロードすることで提出が完了します。この方法は、郵送の手間が省けるだけでなく、書類の紛失リスクも軽減できるため便利です。ただし、全ての添付書類がe-Tax送信に対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

3. 税務署に持参

   直接税務署へ持参する方法もあります。ただし、窓口が混雑している場合もあるため、事前に税務署に連絡し、予約を取っておくことをおすすめします。持参する際は、e-Taxで送信した「申告書等送信票（兼送付書）」のコピーと、原本の添付書類を持参します。税務署の担当者が書類を確認し、受領印を押してくれます。

まとめ

e-Taxで申告した後でも、必要に応じて添付書類を提出する必要があります。どの方法を選ぶにしても、提出期限を守り、必要な書類を漏れなく提出することが大切です。不明な点があれば、税務署に問い合わせるなどして、適切な対応を心がけましょう。この記事が、e-Tax利用者の皆様の参考になれば幸いです。