海外にマイナンバーカードを持っていくべきですか?

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海外渡航時にマイナンバーカードは必須ではありませんが、顔写真付きの身分証明書として携帯しておくと便利です。運転免許証など、他の本人確認書類でも代用可能です。万が一の場合に備え、提示できる身分証明書があると安心です。

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海外渡航にマイナンバーカードは必要? 知っておくべきメリットと注意点

海外旅行や海外赴任が決まった際、「マイナンバーカードって持っていくべき?」と疑問に思う方は多いはずです。結論から言うと、海外渡航にマイナンバーカードは必須ではありません。 パスポートがあれば、入出国審査や滞在における身分証明は基本的に問題ありません。

しかし、だからといって「持っていく必要がない」と断言することはできません。マイナンバーカードには、パスポートとは異なるメリットと注意点があるからです。

海外でマイナンバーカードを持つメリット

  • 顔写真付きの身分証明書としての利用: 海外では、パスポートの提示を求められる場面以外にも、身分証明書の提示が必要になることがあります。例えば、クレジットカードの利用時やホテルへのチェックイン時などです。パスポートを持ち歩くのが不安な場合、マイナンバーカードは手軽な身分証明書として役立ちます。運転免許証など、他の顔写真付き身分証明書でも代用可能ですが、マイナンバーカードはICチップ内にも情報が記録されているため、より信頼性が高いと判断される場合があります。
  • 緊急時の本人確認: 万が一、パスポートを紛失したり盗難に遭ったりした場合、再発行の手続きに時間がかかります。その間、マイナンバーカードは本人確認の手段として活用できます。また、海外で事故や病気に見舞われた際、迅速な本人確認に繋がり、スムーズな医療処置を受けられる可能性も高まります。
  • 日本国内でのオンライン手続き: 海外から日本国内の行政手続きをオンラインで行う際、マイナポータルを利用するケースがあります。マイナポータルを利用するには、マイナンバーカードとICカードリーダライタが必要となります。一時帰国することなく、海外から住民票の発行や確定申告などの手続きができるのは大きなメリットです。
  • (将来的な可能性)海外でのオンライン行政サービスの利用: 現在はまだ限定的ですが、将来的にはマイナンバー制度が海外の行政機関と連携し、海外在住者向けのオンライン行政サービスが拡充される可能性があります。マイナンバーカードを持っていることで、これらのサービスをスムーズに利用できるようになるかもしれません。

海外でマイナンバーカードを持つ際の注意点

  • 紛失・盗難のリスク: パスポートと同様に、マイナンバーカードも紛失や盗難に遭わないように厳重に管理する必要があります。海外での紛失は、日本国内よりも再発行の手続きが複雑になる可能性があります。
  • マイナンバーの悪用: マイナンバーは重要な個人情報であり、悪用されると様々なリスクが生じます。マイナンバーカードを紛失した場合、悪用を防ぐために速やかに利用停止の手続きを行う必要があります。
  • ICチップの破損: マイナンバーカードは精密機器であるため、高温多湿な環境や衝撃に弱いです。海外旅行中にICチップが破損すると、本人確認ができなくなる可能性があります。
  • 有効期限: マイナンバーカードには有効期限があります。海外滞在中に有効期限が切れると、身分証明書として利用できなくなります。渡航前に有効期限を確認し、必要に応じて更新手続きを行いましょう。

結論:個々の状況に合わせて判断を

マイナンバーカードを海外に持っていくべきかどうかは、個々の状況によって異なります。

  • パスポートの管理に自信がない
  • 海外で身分証明書が必要になる場面が多いと予想される
  • 海外から日本の行政手続きを行う可能性がある

上記に当てはまる場合は、マイナンバーカードを持っていくことを検討する価値があります。

一方、

  • 紛失・盗難のリスクを極力避けたい
  • パスポート以外の身分証明書は不要
  • 日本の行政手続きは帰国後に行う

上記に当てはまる場合は、無理にマイナンバーカードを持っていく必要はありません。

大切なのは、上記のメリットと注意点を考慮した上で、ご自身の状況に合わせて判断することです。海外渡航前に、しっかりと検討することをおすすめします。