鹿児島でさつま揚げはなんて言いますか？

鹿児島のさつま揚げ：つけあげ

日本全土で親しまれているさつま揚げですが、鹿児島では独自の呼び名があります。それは「つけあげ」です。

由来

つけあげの名称の由来は「つける」と「揚げる」という調理法に由来します。すり身を塩と砂糖で味付けして整形した後、竹串に刺して鍋でゆでます。その後、再び取り出して油で揚げます。この「つけ（茹でる）」と「揚げる」という2段階の工程が「つけあげ」という名前の由来となっています。

さつま揚げとの違い

一般的なさつま揚げとつけあげには、いくつかの違いがあります。

• すり身：つけあげは、通常、イワシなどの青魚のすり身を主原料としています。一方、さつま揚げでは、白身魚や赤身魚のすり身をブレンドして使用することが多いです。
• 食感：つけあげは、外はカリッと中は柔らかく、独特の歯ごたえがあります。さつま揚げは、より弾力があり、しっとりとしています。
• 味：つけあげは、鹿児島の甘い醤油や味噌で味付けされることが多いです。そのため、さつま揚げよりも甘みが強く、風味が豊かです。

鹿児島での食べ方

鹿児島では、つけあげは郷土料理として親しまれています。一般的には、おでんの具材として食べられます。また、そのまま焼いて食べたり、煮物や炒め物に使ったりすることもあります。

人気のつけあげ店

鹿児島市内には、つけあげを専門に扱う人気のお店が数多くあります。その中でも有名なのは、下記の通りです。

• 丸亀つけあげ：鹿児島市で最も有名なつけあげ店の1つ。カリッとした外側と柔らかな内側が特徴です。
• 芳野屋：創業100年以上の老舗。独自の製法で、甘くて風味豊かなつけあげを提供しています。
• 薩摩揚げ本舗松清：鹿児島駅近くにある人気店。さまざまな種類のつけあげを販売しています。

まとめ

鹿児島の「つけあげ」は、一般的なさつま揚げとは異なる独自の料理です。青魚のすり身を使った独特の食感と、甘い醤油や味噌で味付けされた豊かな風味が特徴です。鹿児島を訪れる際には、ぜひ地元のつけあげを味わってみてください。